シルクロード 天空の道 | ||||
第4日 (7月28日) 青海湖遊覧後出発。茶力塩湖観光、都蘭へ。 (都蘭泊) |
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本日は青海湖 遊覧後、3817mの峠を越え途中茶カ塩湖観光、都蘭まではしる。 6:00に目が覚める。頭痛も吐き気も脱力感もない。高山病は大丈夫のようだ。部屋は半袖では寒い。外は少し明るい、曇っている。窓の外の駐車場は満杯、車は四駆が多い。水道の水は冷たい。ペットボトル(水)冷やしておく。8:10から歩いて5分強のレストランへ。高山病の人はいない(たいしたことないが1名朝食パス。持参のものの方がいいとのこと)。お粥と万頭、ゆで卵そしてトッピングの具8種の朝食。8:45朝食終了。近くにトイレあるが情報だと有料(1元)のうえきれいではないとのこと、添乗員さんの判断でホテルにもどってーーということにする。帰りは下りなので5分たらずでホテル到着。8:00から徒歩で船乗り場へ。(きのう夕日を見に行った先)10分強で船乗り場着。いろいろな船があるが、われらは17名乗りのスピードボート。救命胴衣つけて着席、9:18出発、今にも雨の降りそうな黒い雲の下の青海湖を走る。水はきれいだが青さは少ない、やはり空の影響をうける。風は冷たい。ヤッケの上に救命胴衣つけてやっと、という感じ。15分ほどで湖に突き出た半島の途中に着く、ここで上陸、記念撮影。乗船したところが遥か遠くにみえる。風が強く、雨もパラついて寒い。9:47船出発、15分で船乗り場にもどる。雨が降っているので急ぎ足でホテルへもどる。ホテルでスーツケースをバスに積み、10:32ホテル出発。すぐ109号線へ。青海湖で有名な鳥島(ここからは見えない)は鳥インフルエンザが騒がれ出してから観光中止しているとのこと。 10:46車窓からは菜の花見えるがその先にあるはずの青海湖は暗い雲の下で見えない。さらに5分ほどしたところで青海湖近くに見えるが、雲の色と同じ灰色、湖の中に島が見える。湖の中央にある海心山とのこと。この島は青海湖の中央にあり、船で3,5時間もかかるのだそうだ。11:19バスの少しウシロの方に海心山まだ見えている。湖も島も大きいということがわかる。このころには西は青空、東は曇りで湖の色も空の色で境目が出来ている。青い方が本来の青海湖の姿なのだ。(前に晴れた時に来たことがある人に聞くともっと青かったとのことだ。)
11:28黒馬河多というところ通過、右に行く道路があり鳥島 70kの標識がある。左は都蘭まで217k、バスは湖とわかれ、都蘭へむかう。このころから晴れ。少しはしると坂道、峠へと上る。11:47 3817mの峠(橡皮峠)に到着。写真ストップ。晴れて日がさしている。朝寒かったこともあり小生冬シャツを着ているので寒くはない。両側に草原が広がる峠、道路のすぐ近くにもいくつものテントやパオがある。子供が珍しそうにバスによってくるがものをねだる様子はない。かわいいのでキャンデーやボールペンをプレゼントする人もおりはにかみながらもらっている。微笑ましい風景だ。でも癖になって(方々でみられるバスが止まると)手をだしてモノをねだる子にはなって欲しくないと願う。高度はきのうの峠とほぼ同じだが高度順応できたのか、息切れするようなことはない。放牧はヤギが多いようだ。12:00前 出発 峠を下る。12:13 トラックがたくさん止まっていて、何軒かの食堂のある(ドライブインという感じの)「大水?」というところ通過。12:22正面に白いもの見える。12:25左右大草原、ぽつんぽつんと木もある。12:32左側に周りは白い湖。さきほど白く見えたのはこの湖、これが茶カ塩湖だ。12:40 左に工場がみえる。(左)塩(実際は中国文字)場4k。(直進)都蘭129k の標識もある。バスは直進。 3分で茶カの村(中国の地図では”鎮”となっている)に入る。バス停止し、鮑さん1軒の清真料理のレストランに入りチェック&交渉? すぐにOKサインが出て下車、ここで昼食。雪花ビール(四川省産)アルコール3,3% 紙コップで飲む。冷えていないのでやはり美味くない。追加はしない。料理は5采にスープ、ナンもついていて美味しい。好奇心もあり店の裏にあるトイレにいく。臭い強烈、中国も僻地に来たぞと実感する。茶カの町のこの通りは造ったばかりというという感じ、広い道路(109号)の両側に二階建ての新しい建物がならび、その中にとびとびに食堂や商店が開業している。植えられた街路樹はまだ人間の背丈くらいで小さい。 13:45出発。途中メイン道路からはずれ塩湖に向かう途中にある塩湖賓館というホテルでトイレストップ。(さきほどの店のトイレを避けて)14:05湖岸に到着。遠くに水の見える真っ白な塩の岸を歩く。湖の中心の方は白く盛り上がっていてそこで原料塩を採取している。そこまで湖の中をトロッコが走っている。塩の採取現場まで観光用のトロッコ(有料 50元/人)があるが、今日は整備中で運転していないので採取現場には行けないとのこと。トロッコの走る線路はかなり曲がり傾いたところもあり、人を乗せるにはちょっとーーーという感じである。
16:30 広い平原、畜舎のある民家何軒か見えるが家畜は見えないもっと高いところに放牧に出かけているのだろうか。16:38遠くのゴビのところに小さい竜巻が見える、気温はだいぶ上がっているのだろう。近くの緑は濃い。16:40 徳令哈への分岐通過(都蘭 30kmの標識)16:50林の中に集落見える。道路もポプラ並木の中、村も何ヶ所か見える。17:15ホテル着。予定していたホテルと違うようで、方々に連絡。その間 ホテルのレストランでお茶を飲みながら待つ。30分近くしてここに宿泊することに決定。予定していたホテルのオーバーブッキングでこのホテルに変更になったとか。3階建てのホテルだがエレベーターはない。3階まで荷物をもってあがる元気な人3人募集。すぐに3人 OK。みなさんお元気だ。26日 西寧からお世話になったバスはここまで。バスはこれから西寧まで帰るのだとか、500km近いところをこれからはしるのだ。西寧につくのは午前さまだろう。タフなことだ。シーズン中はそこまでしてバスの稼働率を上げているのだろう。ホテルの駐車場には明日からお世話になるであろう4WDが6台停車している。 19:10 ホテルのレストラン(先ほど休んだところ)の個室で夕食。ここで旅行社からのプレゼントーーシルクのスカーフとトルファンの干しブドウーーがわたされる。また鮑さんから標高3000m以上の高地で育てたハダカ麦を原料とした青海名物チンコー酒(アルコール 47%)ーーわれわれが戴いたのはその中でも高級な「天佑徳」<ガラスの瓶もきれい>−−の差し入れもある。最初はこのお酒で乾杯。47%のわりには口当たりよく、甘味もある。西寧でみかけた酔っ払いはこの酒の飲み過ぎかも?と想像するほど飲みやすい。でもさすがたくさん飲む人はなく半分くらい残る。厚かましくも鮑さんに頼み残りをもらう。さらに厚かましく添乗員さんに連泊のホータンまで運んでもらうようたのむ。ビールは雪花ビール昼食と同じブランドだがこちらはアルコール4,0%。しかもほどよく冷やしてある。王さんが特にたのんで冷やしてもらったのだそうだ。これは美味しい。乾杯仲間?のKさん−−青海湖でビールを買って飲んだ人ーーとすぐ追加を頼む。追加分のビールはいくら?と聞くと(中国)旅行社がサービスします。とのこと。二つのテーブルで6本追加しミニ宴会という感じで盛り上がる。”追加タダ”が原因ではないのです。冷えたビールに飢えていて本当に美味しかったのです。 都蘭の町は人口2万人、ホテルはこの町のメインストリートの並びにある。「都蘭県人民政府招待所」と書いてあるりっぱなところなのです。バスタブはないが、操作の結構面倒な(お湯の噴出すところの多い)シャワーがある。町に出て見る。筆談でカセットテープ買う。僅か2,5元。DSDという文字が入っているのが気になる。町で出会った横浜からの3人連れの人に聞くとその中の一人の人が以前DSDと書いてあるのを買って帰ったが日本では音が出なかったと言う。返品に行く、日本では聞くことが出来ないということをとにかくつたえる。伝わったようで2,5元戻してくれる。ちょっと足の不自由な店のご主人、御免なさい。それから店に行き冷やした水を探すが冷やしたものはない。見つけたスーパーに寄ってみるがここにも冷やしたものはない。冷やしてないもの1本買う。1元、このあたりは安い。ホテルにもどり操作に苦労しながらシャワーを使う。ここも高度は3100mあるとのことだが昨日と違ってほとんど息切れすることはない。ここちよく眠る。本日の走行301km。 |