シルクロード 天空の道 | ||||||
第3日 (7月27日) タール寺観光後、日月山峠を越え小北湖から青海胡へ(青海胡泊) |
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本日はタール寺観光後、二つの峠を越え青海湖へ。7:00より朝食。お粥、万頭主食のバイキング方式。種類は多い。オレンジジュースもあるが、暖めてある。8:00フロント集合。両替必要な人,銀行に行くが8:00にはまだオープンしていない。出発遅らせ両替することになる。行動的な人は早起きし近くの児童公園でのバザールに行ってきたとのこと。バザールは一見の価値ありとの感想だった。一方、王さん担当のチェックアウトの方も手間どっている。とにかく宿泊した部屋の備品等すべてチェックしてチェックアウト完了なのだが、20何階建てのこのホテルが昨日は満室だったとのことでチェックアウトが8:00頃に集中しチェックに時間かかりわれわれのグループのチェックアウト終了したのは8:25分ごろだったようだ。となんやかやでバス出発は9:00となる。 9:35タール寺到着。タール寺はゲルク派六大寺院のひとつで、ツォンカパ生誕の地ということでとにかく大きなお寺です。ウイークデイにもかかわらず大勢の人で賑わっています。屋根が金箔で被われた「小金瓦殿」から始まり、今も学生が修行(年限13年)しているーー教室として使用ーー168本もの柱がある「大経堂」、ツォンカパの生地に建てられた金で被われた屋根の一段と大きい「大金瓦殿」−−この中の11mの銀の塔の中にツォンカパが祀られているーーバターで作った仏像や大きな花などがたくさんある「酥油花館」等々12の施設を2時間40分かけて見学。バターの仏像や花は見事でした。途中の佛殿では三つの像があり「ツォンカパは文殊菩薩の化身」「ダライラマは観音菩薩の化身」「パンチェンラマは阿弥陀菩薩の化身」とされているという説明もあり、仏教(菩薩)がより身近に感じられているのだなぁと思いました。 お堂の回廊では五体投地を繰り返す人が何人もいました。そして参道で”お金を”という感じで手を出す人も何人もいました。ガイドの鮑さんに聞くとこの人たちは遠くから巡礼に来て、何日もかかる帰りの費用を作っているのだとのことでした。周りの人も物乞いを見る目とは違う目でみている感じでした。お盆は持っていないが托鉢に近い感じなのでしょう。12:20〜近くのレストランで昼食。本日はこれから3820mの峠と3520mの日月山峠を越え3199mの青海湖に宿泊ということで、高山病にならないようにとの気配りでビールは出しません。ということでビールはなしの食事でした。13:10バスへ。 13:18出発。すぐ菜の花の見られる風景、このあたりでは花が終わり実になったもの(菜種)もある。ミツ蜂の箱も見られる。13:45には道路は登りにかかる。すぐ草原の中に放牧のヤクや羊が見える。そういう草原の中を道路は曲がりを繰り返しどんどん登っていく。14:00 「拉鶏山 海抜3820m」と書いてある標識のある峠に到着。写真ストップ。道路近くのちょっと高いところにカラフルな布のたくさん結わえられたタルチョがある。記念写真撮るべくタルチョのところに行く。風は少し冷たい。大きな息をしながらゆっくり歩く。それでも息切れする。とにかく日本では立つことのできない高さのところにいるのだから当然か。峠を越えると草原は広くどこまでも続く、放牧の羊やヤクも多く見られ、そこここに遊牧の人のゲルやテントもある。
青海湖だ。16:17 109号右折し1分ほどで小北湖へ。ちょっと先にパオの並んでいる観光スポットの手前の放牧地の横の道路にバス停める。道路から放牧地を通り湖へいく。いろいろなかわいい花が咲いている。高山植物が多いのだそうだ。マーモットを見た人も。湖の青さもいいが、遠くの黄色の砂丘が湖の青さを一層引き立てている。
17:23出発、15分で本日宿泊の青海賓館到着。ホテルにはポーターいなく荷物は自分で運ぶ。3000m近くの高度のためか20kg程度の荷物を持ち上げて運ぶと”はぁはぁ”となる。18:35発バスで5分足らずのレストランへ。ここで自己紹介、みなさんとにかくレピーターばかり。ラサで会った組もまた昨年カラホトで一緒だった我々などかって一緒だった人(&組)4組もあり。ユーラシアの旅を20回以上もされた方も。「シルクロード50なん日」のツアーに参加した方も。とにかく多彩。料理は八品の清真料理。特筆すべきは500gまで育つのに10年かかるという”湟魚”のスープ。塩湖にすむウロコのないこの魚は減少してしまって現在は禁漁中とのこと。われわれが食べられたのはドライバーがここのレストランのオーナーと知り合いだからとのこと。味はあっさり、鯉に近いが小骨が多い。貴重品ではあるが魚の国の瀬戸内からくるとやはり味はもうひとつというところ。とにかく小骨が多いのはどうも好きになれない。ビールは止めといてくれということだが、一人だけ自己責任で飲むという人がいる、ビールは四川省産、冷えてはいない。小生その人のとなりなのでコップ一杯ついでもらう。やはり食事にはビールあった方がいい。そこで添乗員さんに断って1本頼もうとするが、スルーガイドの王さん反対。聞けば昨年、高山病のためにここで引き返した人がいるのだそうだ。ユーラシア旅行社としてもぜひ協力して欲しいとのことで断念する。オーダーした人はさすがツワモノ、「すこし酔いがはやかったかなぁ」という程度の感想で問題なし。 20:00ホテルにもどる。この時間(外はまだ明るいので)廊下に灯りついていなくルームナンバー見え難い。小さいLEDのライトが役立つ。夕日が見られるとのことで湖まで行く。20:20ごろ夕日は少し出ている雲の中へ。ヤッケを着ているが風は冷たい。単純な小生はあきらめてホテルに帰る。途中で湖にむかう添乗員さんと会う。夕日は雲のなかですよ。と言うと、添乗員さんもう一度見られるかも。という。確かに20:30ごろホテルに着くとはっきりと夕日が見えている。後悔するがもう遅い。ホテルの前の小売り部と書いてある店で水を買う、冷えてないもの1本3元。この旅の中では高い。19:30〜22:00の時間限定でお湯の出るシャワー(バスタブはない)をつかう。温度は問題ない。22:00早めに就寝。脈拍数えてみると66、普段は56〜60なので(自覚症状はないが)やはり少しは高度の影響がでているようだ。本日の走行距離180km。 |