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シシルクロード 天空の道
                        第2日  (7月29日)
北京7:30発 西安乗り継ぎ 西寧 12:20着。シャチュン・ゴンバ(夏宗寺)、ダライ・ラマ14世生家観光。(西寧泊)
 5:20集合、お弁当を受け取り、5:30バス出発 バスは他のグループと相乗りなので満員。本日の北京発の西安行きのチケット、エコノミークラスは12席しかなく残り3席は東京での手配でファースト(orビジネス)クラスを購入したとのこと。この上級クラスへだれが行くかの抽選がバスの中であり幸運にも小生も当たる。昨日と同じように高速のETCレーン通過で6:00には空港到着。6:20チェックイン完了。6:40までフリー。弁当にはジュースがついているが、お茶や水はついていない。この間に自販機の水を買いに行く。コインしか使えない感じなので電話機を販売しているところの女性に(自販機を指差し)5元札をコインに代えてもらうよう頼む。その女性自販機のところに一緒に行き、5元札をここに入れろというジェスチャー。よく見るとコイン入れるところとは別に紙幣を入れる場所がありました。謝謝!水5元ゲット。10分ほどで弁当食べる。缶ジュースは残す。6:40〜機内持込み荷物の検査。缶ジュースの蓋開けてチェックされる。仕方なくジュース飲んでしまう。7:00機内へ席は8席ある広い特別席の左前の1A席。隣りは中国の社長さん?。同行の部下らしき人は挨拶して後部のエコノミークラスへ。

 7:33離陸、好天なら景色よく見える席なのだが残念ながらすぐ雲の中。7:55には朝食が出る。ついさっき食べたばかりだが肉入りのヌードルとフルーツを食べる。スイカ、オレンジ、キウイフルーツのフルーツが美味しい。(後で聞くとエコノミーとは内容が違っていた。)9:05西安着。いい席だったが結局外は見えなかった。9:30荷物受け取り、2階に上がり西寧行きにチェックイン。北京〜西安は中国国際航空、西安〜西寧は中国東方航空と航空会社が違うため荷物あらためて手続きが必要のようだ。チケット購入の時に連絡してあったパスポートナンバーとここで提示したパスポートのナンバーが一致しなくチケット受け取り手間取っているようだ。昨日から添乗員さん大変。チケット待つ間に外に出てみる。曇っていてガスがかかり蒸し暑い。出発ロビーに入ったところで営業しているPPテープを使ったバンドリング屋さん結構繁盛している。料金はサイズにより5元、10元、15元だがここでテープかけないかぎり預けることは出来ないような荷物が多い。ダンボール箱に荷物を入れここでしっかり結ぶという前提で持ち込んでいるようだ。10:50チケット受け取り。時間ないのに搭乗口が遠い、11:05搭乗口。バスで飛行機へ、乗機するとすぐ動き出し、11:23離陸。すぐにパンがでる。小生オーダーしなかったがビールもある。ただしほとんど冷えていないとのこと。11:45には晴れ間から下が見える。11:50快晴、やっと晴の世界に入ってきた。11:55 ミドリ少ない、灰色の風景。12:15完全に黄土高原の世界、灰色の侵食された土の世界がみえる。

 12;21西寧着陸。快晴。12:43には荷物揃う。ロビーに出るところでスカーフを首にかけて歓迎してくれる。12:50バスへ。バスは乗員33人となっているが客席は31人分。どうやら乗員には運転手とガイドの(上げ下ろしできる)席も含むようだ。ここでスルーガイドの王さん、7/29までガイドしてくれる鮑さんと会う。13:10良城酒店着、昼食。本日4回目の食事。八采つきの立派な中華料理。ビールは烟台ビール(烟台市産)ラベルに書いてある”Asahi”のロゴは日本のアサヒビールと同じ。アルコール%2.8で殆ど冷えていないのでビールはまず温度だと信じるおいらには味を論じる以前の問題。でも値段は18元とのこと。西寧も結構高い。14:15いよいよ観光に出発。まずシャチュン・ゴンパ(夏宗寺)へ。途中小麦、ジャガイモ、菜の花等を作っている村々を通過。山の土はとても赤い。木陰にはミツバチの箱を置いているところ何ヶ所も見かける。

 15:10「峡群寺森林公園」と書いてあるゲートのところでチケットを買い、さらに10分近く走り、シャチュン・ゴンパの登り口に到着。階段は長くきついので馬に乗らないかとの客引きもいる。が、われらのツアー仲間は馬に乗らず全員徒歩で階段を登る。陽射しは強い、その上このあたりは標高2600mとのこと。鮑さんのペースについて行くと息が切れる。15分程の登りの間に一度小休止をいれてもらう。15分ほどでお寺の門に着く。このお寺はダライ・ラマとパンチェン・ラマの属するゲルク派の開祖ツォン・カパが3歳の時に出家し、修行を始めたという由緒あるところだとのこと。1600年前に描かれた千仏画もある。狭い急な階段を登りいろいろなお堂を見ながら頂上のお堂まで行く。頂上のお堂には16:00ごろ到着。遠く林の向こうに菜の花や小麦のひろい畑が見える。門の近くのトイレで用をたし、16:30バスに戻る。

 バスは来た道を引き返し途中から来た道を外れ峠へと登っていく。近くはなだらかな山に広い畑、遠くは木に被われた山という風景の中、急坂を上る。峠近くに集落がある。バスは一度この集落を過ぎ峠まで登るが、峠の先には家は見えない。バスがUターンするには狭いところで何回も切り返し、うまく方向を変えてさっき通過した集落に引き返す。ここの近くにダライ・ラマ14世の生家があるというので集落の中の坂道を歩く。このあたりの標高は2800mとのこと息がきれるので坂道をゆっくり歩く。5分ほど歩き立派な塀の扉を開け中に入る。どこからか恰幅のいいおじさんが現れ、中国語?で鮑さんに説明する。鮑さんがそれを日本語に翻訳し、われわれに伝えるという形で見学が始まる。このおじさん、いやこのお方はダライ・ラマ14世の実父のお兄さんの息子さん即ち14世の従兄弟さんとのこと。四角い庭の周りにレンガ造りの建物が並んでおり、この中の隅の1室がダライ・ラマ14世の生まれたところだと説明ある。現在ダライ・ラマ14世の生家には長姉の子供さんが住んでいるとのこと。四角い庭の奥にはまたりっぱな門がありその奥の庭には生き仏の存在を示すという大きな柱が建っている。その奥には1986年に(政府の援助でーーと聞いたように思う)建てたりっぱな2階の建物があり、いろいろなものが展示されている。14世が書きインドから送ってきたという仏画(タンカ)が何枚も飾られており、14世との結びつきの強さを感じさせられる。立派な塀の前で見る風景は約70年前に幼かったダライ・ラマ14世が見たのとそんなに変っていないのだろう。
ダライ・ラマ14世の生家の前の風景 ーー幼い時の14世も見た(はずの)風景
ダライ・ラマ14世の生家の近く、カメラをむけると  直立不動のポーズをとる子供たち


 前に連なる山々の稜線は涅槃仏の形に見える(と言われると、そうかなぁーーと思う)。道路で遊んでいる子供たちの笑顔はとても自然で可愛いい。カメラを向けると直立不動の姿勢になる子もいてほほえましい。
 撮影した子供にどなたかがミントのガムをあげるとさっそく口に入れたが、はじめての味なのか?なんとも言えない表情で噛んでいたのが忘れられない。18:20バスにもどり、西寧の町へ向かう。途中19:20頃ちょっと離れたところをきれいな列車が走る。7月開通した青蔵鉄道の観光列車だと説明がある。いつの日か乗ってみたい列車だ。
 19:40本日の夕食の清真料理のレストランに到着。人気のあるレストランなのであろう、町の人たちで大賑わい、&騒がしい。予定していたツアー参加者の自己紹介は無理ということで次の機会へ。ビールは「黄河嘉醸」(西寧市産)アルコール 3,6%殆ど冷えていない。栓抜きは無く、ウエイトレスが箸で器用に抜く。とにかく冷えてないので美味くない。きょろきょろ見回していると日本ではいろいろな飲み物を冷やしているのと同じ形をしたショーケースがある。しかもその中にはビールが入っている。あの中ならきっと冷えているだろうとショーケースのところに行き中をチェック、外気温より低いがさっきのビールと殆ど同じ温度。でも違うビールもあるので昨年も飲んだ「黄河純生」蘭州産、アルコール%3,6をオーダーする。15元、なぜか490mlと半端な量。でも冷えていないとビールは美味しくない。20:50食事終了、21:00ホテル着。すぐホテルの前の道路横切ったところの店に行って水を買う。例の”非常に冷たい”という意味の書いてあるメモを出す。水は冷蔵庫に入れてあるが、まぁ日本の水道水程度の温度、それでも仕方なく1本買う。1,5元也。ホテルに帰りシャワー(バスタブは無い)を使い、就寝。

 レストランでもホテルでも他人に支えてもらわないと歩けないほど酔っ払った人を見かける。西寧は景気がいいのだろうか。
(バスのメーターからチェックした)本日の走行距離 132km。
 

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