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シルクロード 草原の道
第11日  (6月17日)

博楽近郊観光(ウズベキスタンとの国境である阿拉山口、アイビー湖、怪石溝等)  (博楽泊)
 本日は博楽周辺観光。7:05起床、半袖では寒いくらいの温度。8:30〜朝食 バイキング。われわれの他に2組の団体があり混雑。ここのレストランのケースには小生が昨日かったのと同じワインが冷やしてある。値段聞いてみると60元。燕さんにレストランでワイン冷やすこと頼もうと思っていたがこれでは無理か?9:15早めにロビーに下りてワイン冷やすことレストランに頼めないか燕さんに言ってみると彼女大丈夫と言う。ワイン渡して冷やして貰う。9:30出発、ほうぼうが工事中でUターン2回、ここの町には人力タクシー(三輪自転車)が結構走っている。博楽市、市内人口8万人、内少数民族5万人とのこと。10:32前方にアイビー湖見えてくる。10:42 かってはこのあたりが湖岸だったというところはしる。10:48 遠くに阿拉山口の町の見えるところで写真ストップ。近くには線路があり、その先が湖。といってもすぐそばには赤い土があり、水面は白く析出した塩のむこうでかなり先の方である。艾比(アイビー)とはモンゴル語で「平地」の意味で、アイビー湖はジュンガル盆地の最低点の海抜189mにある塩湖である。水の蒸発で面積は年々小さくなっており、塩分濃度は30%までアップしており、湖岸は塩で真っ白である。汽車はめったに来ない(国際線は週3便ーー)のでみんな線路に入り記念撮影。(写真(37))
写真(37) アイビー湖ほとりの線路、アムステルダムまで続く
ここの線路は狭軌。この鉄道は1990年開通、中国の黄海に近い(江蘇省)連雲港からオランダのアムステルダムまでをつなぐ全長10800kmという長大なもの。中国内は4273km、505の駅がある。(さすがガイドさん細かい数字までスラスラとでてくる。)11:05出発、出発して4分ほどはしるとゲートがあり、停車、パスポートチェックがある。パスポートチェック入念で10分以上かかる。ここからは公安の車が同行する。アラシャンの町は人口5千人、鉄道のためにできた新しい町。町の中にはいるが歩いている人は少ない。11:48 車の(カザフスタンとの)国境のゲートに到着、道幅いっぱいの広いゲートは閉まっていて、その奥のたてものには人影も見えない。(写真(38))
写真(38) 阿拉山口、車の国境付近
われわれがいるあいだに2台の大きなトラックがくるが、2台とも門の前を左折して進んでいく。トラックの運転手は白人の顔、ナンバープレートの文字も中国文字ではない。このゲートの左側の方に手続きするところがあり、ゲートは1日1回しか開かないとのこと。国境は3km幅で立ち入り禁止地帯が設けられているとのことで鉄条網の先に草木の無い荒地が広がっている。この荒地の中にトーチカが見える。どちらの国のものか聞くのも憚るという雰囲気(と私は感じた)。とにかく乗用車で来た公安の二人が車から降りて見ているのだ。ゲートをバックに写真とることは差し支えないとのことでそれぞれ記念撮影、10分足らずの滞在で駅に向かう、こんどは公安の車が先導。5分もかからずに12:02駅到着。2階建ての立派な建物だが入口の扉も窓も全て閉まっている。駅前の広場はひっそりとしている。車が3台ほど停まっていて、駅の入口の日陰に3人の人が座って休んでいる他はわれわれの団体と公安の人だけである。写真撮影後広場に面したホテルにショッピング&トイレのために寄る。ロビーにに続いてたくさんの土産屋がある。薄暗いと思ったら停電中とのこと、トイレは目が慣れるまではまったく見えないほど暗い。お土産品はロシア(カザフの物もあるそうだが)のものが多い、ウオッカ、ウイスキーのお酒、タバコ、時計、ライター、キャビア等、あのこけしの中からまたこけしが出てくるよく見かけるのもある。外国産とあってか燕さんも熱心に買い物している。

 12:33出発、もちろん公安も同行。12:50パスポートチェックのところ、帰りはノーチェックで通過。来た道を走り13:54ホテル到着、すぐに昨日と同じレストランで昼食。今日のWUSUビールはよく冷えていて美味しい。14:30昼食終了、16:00までフリータイム。小生は水(よく冷えたのが1元)を買って部屋で休む。日の当たっているところは35℃だが部屋は(窓が開けてあって)24℃で快適、気持ちよく昼寝。16:00 怪石溝へ出発、畑のある緑の中を30分足らずはしり、ゴビの世界へ、ここのゴビには時々家もある。16:45 怪石溝(ここの碑は怪石峪)のゲートに到着、ここで専用バスに乗り換えて怪石のあるところへ行く、バスに10分ほど乗って17:05駐車場到着。怪石溝は5億年前には海底であったが隆起して陸地になった、その後何万年もの間の風化でできた大きな穴や凹凸のある奇石群で広さは36×15kmもある。このあたり15km先はカザフスタン。駐車場からいろいろな形の岩ー犬、象など−を見ながら歩き岩絵を見に行く、2000年前の突厥人の狩猟の絵だと説明あるが、説明を聞いて「あそこよ。」と言われてようやく分るほどにウスクなっている。遊歩道を上ったところにある羊の形をした岩が最もいい形だと意見一致。(写真(39))
写真(39) 怪石溝、小羊思春 
それにしても、黄色い菜の花、茶色の岩、そして真っ青な空のコントラストが素晴らしい。特に空の青さに感激。17:55ゲートにもどり、バス乗り換えてきた道をもどる。18:44ホテル到着。19:30〜夕食、今日のメインは旅行社のサービスのソウメン!ミネラルウオーターを使った氷で冷やしたという心づくしのもの!もちろんツユも日本から運んだもの、美味しかったです。ソウメンだけがすぐに無くなりました。ご馳走様でした。ビールはWUSUビール、これもちゃんと冷えている。そして頼んでおいた赤ワイン(SUNTIME)これもきっちり冷えている(赤ワインだがビール並に冷やすように頼むーーちゃんとできている)。飲むの好きな人たちひとつのテーブルに集まり(他にもあったワインを加え)2次会、楽しかったです。いい気持ちになりました。ーー「SUNTIME」去年の記録見ると、ウルムチで中国旅行社のサービスで飲んだのと同じもの。冷やしたためか、自分で買ったためか、今年の方が美味しく感じた。−ー 21:00凍った水売っているところあるとの情報あり、店を聞いて買いに行く。凍ったのゲット(1元)−−冷えた水にこだわるのは冷やしたのでないと飲むときには30℃近くになりまずいからなのです。ーー部屋にもどり昨日かったスモモを食べる、こちらのスモモは味もいいけど、種がきれいに実からはなれて食べやすいのがうれしい。22:45外はまだ少し明るいが、カーテン閉めて寝る。網戸にしておけばクーラー不要。本日の走行距離 234km。(累計 3364km)

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