home

日程表・ルートマップへ


前の日へ    次の日へ

シルクロード 草原の道 天山北路
第9日  (6月15日)

登峪〜フルシン〜魔鬼城〜ウルホへ。                      (ウルホ泊)
 本日はブルチンまで13日に走った道を戻り、ブルチンから217号線を進んでウルホまで行く。7:00起床、道路は濡れている。3:00に星を見てから降ったのだろう。7:30道路工事の人達はもう出て来て持ち場についている、昨日は19時頃まで作業していたので何時間労働なのだろうか?昨日散歩の時に見た主作業はハンマーと鉄の棒の手作業で破損した敷き石の取り外しである。エアーハンマーなど使用しないのでスピードは遅い、時間延長でカバーしているのだろうか。8:00〜朝食、レストランへの道に従業員が(部屋の掃除のため?)出て来ているがその服装は部厚いコートを着て真冬という感じ。朝食後、ホテルの前の工事中の道を散歩する、9:10頃雨降ってきたので部屋へもどる。工事の人達もどこかに雨宿りに行き、工事中断している。9:40頃には雨あがる。本当に天気の変わりやすいところだ。10:00 出発、バスのうしろの方に見える少し高い山は雪で真っ白、昨夜、山は雪だったのだ。(写真(29))
写真(29) 6月15日山には新雪が
 今日も迂回路をクネクネとゆっくり走り(ゆっくりとしか走れない)20分ほどかかってホテル街入口のところに、ここから13日に来た道を引き返す。10:38 パオのたくさんあるところ通過、娘さんの腕に大きな鷹をとまらせているのが見えたがカメラ準備していなく写真とれない。11:50 峠を通過、ここからの下りでたくさんのバスとすれちがう。本日カナス湖へ行く観光客がどんどん上ってきているのだろう。5分も下るとあのきれいな(13日晴れていてきれいだった)谷が見えてくる。残念ながら今は黒い雲に覆われて暗く、霧もかかっているのでみどりの鮮やかさはなく、遠くは霞んでいる。11:02〜11::10道路の少し広くなっているところで写真ストップ。(写真(30))
写真(30) 石人への途中、写真ストップの所の風景
 雨が降った後なので近くのみどりは埃もきれいに流されてみずみずしくきれいなのだが、遠くは霞んでぼやけて見えるのが残念、肉眼でそうなのだから安いカメラでの写真は一層暗くなる(デジカメモニターでそうなっている。)11:25 草原石人のあるところに到着。希望者のみ入場料(20元)を払ってゲートから入りちょっと高いところにある石人のところに行く、ここの石人は保護のため他の場所から運んだもので大小さまざまの像が10体以上ある。ーー<写真31)1926>−−
写真(31) 草原石人公園
石人の像が向いている方はずう〜っと草原が続き、小さな川が流れ、パオも多く、放牧の馬も羊もたくさんーーーこの風景がすばらしい。ゲートに戻ると腕に鷹をとまらせた若者がいる間近でみると随分大きい、撮影料50元で一緒に写真写させるモデル用に連れてきているのだ。50元は高い!だれも撮影しない。小さな子供が一人で馬に乗りゲートまで来ている。写真写させてもらう。お礼にカラーペン渡そうとすると恥ずかしいのか手を出さない。すぐ近くにいたおじさんに渡すとおじさんからはちゃんと受け取り、にっこりする。11:45出発すぐ坂を上り石人が向いていた谷と別れる。11:50  13日に訪問したパオのところ通過。11:53峠下りにかかる、12:00峠下りきる、右は大草原。(写真(32))
写真(32) 13日にパオ訪問したところ通過後の峠を下ったところ
12:14放牧のラクダが見える、この頃から晴れてくる。12:19峠こえる。12:34 峠おりたところ商店がある、13日にトイレに寄ったが鍵がかかっていて入れなかったところ通過。12:49また上り、よく晴れてきて陽射し強く、暑い。12:54 高原にでる、しばらく高原をはしる。13:32 広い畑、牛を使って耕している。13:47ブルチンの町にはいる。ガソリン給油後、14:00 (一昨日と同じ)レストランに到着。昼食、ビールはWUSUビール(追加はせず)。食事後 レストランの近くの露店で桃買う。14:45出発 すぐに左:アルタイ、右:ウルホの標識のある三叉路に出る。これで国道217号線にもどる。217号線はアルタイ〜クチャを結ぶ全長1413kmの国道だがかっては軍用道路であったそうだ。いつまでかは聞かなかったが、軍用道路の時代はカナス湖観光などはなかったのだろう。14:57には町を出てゴビの世界にはいる。15:05岩と岩の間の道を上る、15:23ピークに越える、その先は広いゴビ。15:30このあたりのゴビには草も少しある。15:35低いところに小さな林、家も何軒かみえる。15:53小さい峠をこえるとまた広いゴビ、左遠くに青いもの見えるーー淡水湖としては中国で2番目に大きなウルンコ湖と説明ある。16:09 草多く、パオも羊もたくさん見える所通過。16:28ガソリンスタンドでトイレストップ、近くに集落もある。16:53軍隊の車の長い行列、10分以上かかるが、われらのバスをはじめ一般車がどんどん追い越す。(写真(33))
写真(33) 軍隊の車を追い越す
 17:24 並木の続く町を通過。17:47草のすくないゴビを走る。18:17 魔鬼城を想像させるヤルダンがいくつも見える。魔鬼城近しの予感。18:28 左折し魔鬼城ゲートに到着、人は下車しチケットを買ってゲートから中へ、バスは車専用のゲートから入って待っているのに乗車し、ゲートから奥へ3kmいろいろな形のヤルダンを見ながら進む。駐車場には小型自動車やラクダも待機している。魔鬼城の名前の由来は風が強い日には魔物が吠えるような恐ろしい声が聞こえてくることからだと説明ある。本日は風はあるが爽やかで魔物の叫び声は聞こえない。バスは一方通行の道を回る形でいろいろな名前ーー孔雀、ライオン、鷹、犬、天安門etcーーのついた大きな岩の近くをはしる。(写真(34))
写真(34) 魔鬼城の風景
 途中2ヶ所駐車場があり、写真ストップ。奇妙な形の岩に近寄って見るが、大きいので離れて見ないと全体像は掴めない。また19時近いが太陽はまだ高く、宣伝写真にある赤く染まった景色にはまだ早い。ここでは恐竜の化石や玉も出るのだそうだが道ばたに落ちているわけではないのでわれらが見つけることは無理。ツアー仲間が遠くの岩の形を”モンサンミッシェル”と名付けたーーそう言われればそう見える。19:49ホテル着。ホテルは3階建てだがエレベーターなく、アルバイトという感じのおじさんが荷物運んでくれる。バスタブなし、電球切れているところ三箇所。修理たのむとシャワールームの一ヶ所だけ取り替え、部屋の方はそばにライトあるためか修理なし。蝿たたきも置いてあるが、網戸があり、小生の部屋では不要だった。20:30〜21:20夕食、ビールはWUSUビール 1本追加 15元。21:35〜町へ水を買いに行く、スーパーでチェックするが冷やしたのはない。冷えてないもの1本買う(1元)。帰ってからブルチンで買ったももを食べる、まだ熟れていなくて硬く、甘味も少ない。23:30寝る。クーラーなしで丁度よい室温。本日はセーターだけでは寒いところから、30℃を越すところまで北から南へ移動、走行距離373km。(累計 2629km)

このページのtopへ    前の日へ    次の日へ

 日程表・ルートマップへ

home