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シルクロード 草原の道 天山北路
第7日  (6月13日)

アルタイ〜石人のある古墳〜フルシン〜カザフ族のパオ訪問〜登峪(カナス湖入口)ヘ。(登峪泊)
 本日は途中 石人のある古墳に寄り、カナス湖入口の登峪までの旅。7:15起床、よく晴れていて、既に日はのぼっていて日光さんさんと眩しい。洗面の水あまりに冷たいので温度測ってみると10℃、冷蔵庫に近い温度だ。8:20〜駱駝峰の展望台の途中まででも行って見ようと出かける。途中で道を聞いてそちらの方向に進むがなかなか登り口が見つからない。このあたりと見当つけてふもとの方に入って行くとアパートの庭に出る。小さな犬に煩く吠えられて退散、そのうち時間少なくなりホテルにもどる。朝、登った人に後で聞くともう100mほど進めば登山口に着いたとのことだった。9:00ロビー集合、いつものレストランへ行って朝食。10:09ホテル出発、5分ほどで右折、一昨日下りてきた道を上る。10:34飛行場のある町通過(このあたりで11日に来た道とわかれたはず)10:43チェムルチェク古墳群(カナタス石人)到着。青銅器時代のものと言われる黒い石に円い顔を彫られた夫婦2体の像が東を向いている。(写真(18))
写真(18) チェルムチェク古墳 夫婦の石人
男性の像は鼻の下に立派なヒゲをたくわえている。左の女性の像の石は左に傾いて男性に寄り添おうとしている感じ。(そんな説明は無かったが、そういう願望のせいか私にはそう見えるーー)この2体の像のすぐうしろの盛り上がった土がお墓だったのだろう。近くには小さい川もある。周りの黒い石は隕石と思われるとのこと、以前はもっとたくさんあったが、持っていかれ数が減ったそうだ。ここからの草原の風景もきれいだ。11:05出発。11:20草の殆どない小さい峠を越える。11:27大平原にでる、湖も見える。11:50道路近くにてんてんとパオがある、若い女性がパオの近くを歩きながら携帯で話中、パオのところにも携帯が普及している。すぐにタマリスクの多いところ通過。12:35 ブルチンの町に入る。丸の中に馬の絵があり斜めに赤線をひいた道路標識(馬通行止めーーという感じの標識)を見たように思うが、あるのかどうか、あれば何を意味するか聞くのを忘れました。
 
 12:39 (ホテルの)レストランに到着、昼食。ブルチンはロシアに近くロシア人もよく来る、またかってはここに宿泊してカナス湖観光をしたということでホテルとレストランの町。ホテルの建物はロシア風のものもある。食事は8菜、スープ、ライス、万頭でかなり豪華。ライスはパサパサだがふりかけをかけるとうまい。ビール(いつものWUSUビール)は飲み物のケースにいれて冷やしてあるが設定温度が高いのかあまり冷たくない。1本追加 10元。カウンター奥の棚に楼蘭ワインがある、ここでは88元だそうだ。13:35出発 すぐ近くのガソリンスタンドで3回目の給油。13:51 カナス湖161kmの標識のところ右折し国道217号線から省道232号線に入る。。13:56 左に大きいダム湖見える。遠くを見ると一面緑の草原に見えるが道路の近くを見ると草はまばらで土の方が多く見えるという平原の中をはしる。14:30 そういう草原とまっすぐな道路のところで写真ストップ。このあたり草原続くが人も家畜も見えない。坂道少し上り、14:52峠を越え下る。少し下ると下に林や畑もある濃いみどりの盆地が見える、中央部には町がある。(写真(19))
写真(19) とうげを越えたところの風景
 10分足らずで町のところに下りる。15:05道路の脇に立派な公共トイレがあるので停車してトイレに行くがまだ未完成なのか鍵がかかっていて入れない。店舗用と思われる建物もあるので将来はパーキングエリアとしてオープンするのだろう。集落を出て10分ほど走ると左側にカザフ族のりっぱなお墓が並んでいる。(写真(20))
写真(20) カザフ族のお墓 
俺んちより広いんじゃないか?なんてはずかしいことを言ってしまう。15:30頃からつづらおりの坂を上る、15:40峠、パオの店があり飲み物を売っている。5分ほどで峠を下りると小さい川のある草の多い平原、パオもてんてんとあり放牧の羊、牛、馬もたくさん見える。15:52左に大草原のところ少し上ると高原の草原に出る。16:05道路近くのパオに寄る。このあたりの標高は1200mほど、山には木、平地にはみどり豊かな草、風爽やかで心地よい。草原にかなり離れていくつものパオが見える。(写真(21))
写真(21) パオ訪問のところの風景
放牧されているのは馬と羊が多い、平地には馬が見え、羊は山裾の方に集団で見える。座り込んで弁当でもひろげてゆっくりしたい気分だ。16:25出発、すぐ小さい峠を越える、少し下った所の右側に石人を集めた公園がある。車窓から石人写そうとするが、コンパクトデジカメの望遠では無理。バスは谷左側の斜面の道を谷に沿って上っていく。谷はずうっと草のみどりが続き、パオがてんてんとあり、山には針葉樹がある、放牧の馬、羊も多い。(写真(22))
写真(22) パオ訪問から少し走ったところ
こういう風景が20分以上続く。16:55頃左にまがり谷と別れて坂を上る、17:00ピークを過ぎて下りにかかる。17:05道路の近くのパオで蜂蜜販売中。この道を多くの観光客が訪れるのだろう。、17:08このあたりパオがたくさんある。17:23ホテル村入口、ホテルへ行く石畳のメイン道路方々で工事中で迂回をくりかえし、17:40 ホテル到着。ホテルのすぐ前は馬乗り場、料金表があり、馬をつれたカザフの若者が待機している。ホテルはフロント、広いロビー、広いレストラン、売店等がある本館がありここでチェックイン,チェックインにはパスポート必要で時間もかかる。チェックイン終了後、バスでたくさんある別棟の部屋へ行く、われらは44棟を貸切で使用。部屋割りは添乗員さんの両手で包まれたキーを引くことによって決める。小生最後から2番目にキーをとる。二つあるというベッド三つの部屋があたる。18:05部屋へ、去年できたホテルとのことだが、バスタブはない、シャワーのお湯も各部屋のタンクで電気で沸かす方式、110Vの電源もない。夜は寒いのだろう、電気ストーブ、湯たんぽもある。水道の水は冷たい、いくら流してもうす茶色が消えない。ホテルの前は修理中の石畳の道路、その向こうは草原と針葉樹のある山、きれいな風景が広がっている。(写真(23))
写真(23) :登峪のホテルの窓からの風景
19:30〜レストランのある棟まで歩いて行き夕食。ここではテーブルにビールつかないとのことで(他の人が買ってくれた)15元のWUSUビールをいただく、その上三人の人が買った3種類のワインもでる。すきものの私は3種ともご馳走になる。やはり(アルタイのスーパーで36元の)楼蘭ワインが美味しい。ここのレストランにも同じ楼蘭ワインあるが値段を聞くと98元とのこと。(そこで持ち込みの同じワインを飲んでも問題にならないところが不思議な気がする。)20:40まで食事。フロント近くのコンビニにより水を買う、水は1本4元、3本(水道の水着色しているので歯磨きの時にも使うつもり)持って指3本を出し(値切ったつもり)10元だすと1元おつりがくる。値切り成功(と勝手に解釈)。コンビニの他に土産物を売っている店もありこちらを覗いている人もある。少し散歩して21:15部屋へ帰る。外はまだ明るい、夕食での飲み物は全てほかの人のものいただいたので少し足りない感じ、レストラン出たところででシシカバブー焼いていたのででかけてみる。まだやっている、シシカバブー3本(1本8元)買いレストランに入りビールを買って飲み始める。シシカバブーの肉は大きくて多い、3本全部を一人で食べるのは無理のよう。部屋ナンバーのわかっている人に電話し誘ってみるとでてくるとのこと。結局3人でシシカバブー5本食べ、ビール2本を飲む。22:30部屋にもどる、外はまだ明るい。部屋に戻るとなぜか電気ストーブがONになっていて暖かい。、いつお湯が出なくなるか心配しながらシャワーを使う、最後まで暖かいお湯が出て問題ない。三つあるベッドのいれたままの電気ストーブに一番近いベッドを使い寝る。本日の走行距離 250km。(累計 2166km)

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