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シルクロード 草原の道 天山北路
第6日  (6月12日)

アルタイ市内、近郊観光。バザールにも。                   (アルタイ泊)
 本日はアルタイ市内と近郊観光。7:00起床、部屋は下着だけでは寒い。洗面の水冷たい、確かに雪解け水だ。フロントの天気予報の表示には本日最低気温:15℃、最高25℃とでている。アルタイは北緯48度近く。ということは稚内よりもさらに北になるので当然か。9:00集合、昨日の夕食のところに行き、朝食。白いものがフワフワと飛んでいる。柳の種子だそうだ。確かポプラの種子もこのように飛ぶと「一度はポプラに臥す」(宮本 輝著)で読んだが、ここでは柳の方が多いのだろう。朝食後、10分ほど歩いてアルタイ博物館へ、10:00〜開館と同時に入場、博物館の人の説明を燕さん翻訳というかたちで見学。まずアルタイ地区の説明:アルタイ地区、面積は11万平方Kmその60%は草原、国境線の長さは1100kmもある。36の民族が住み、人口は62万人、で40%はカザフ族である。ここの展示品のメインは石器時代の岩絵の拓本(岩も少し)と石人である。石人像は鹿石(天・地・人を表す彫りこみのある石碑)を含み16体もある。石人はお墓のお守りのようにお墓の近くに東の方を向いて建てられていたとのこと。10:50博物館前でバスに乗り、岩絵のあるところに向かう。現地での説明のため博物館の人も同行する。郊外の村をいくつか通過し11:15大きな村のところで左折しガタガタ道にはいり坂道を上っていく。11:30平原の風景が美しいところで写真ストップ。11:50 ドラルド岩刻画に到着。丘の斜面に黒っぽい岩がてんてんとあり、その岩の縦の平面に羊、鹿、犬、馬などの動物の絵が刻まれている。(写真(16))
写真(16) ドラルド岩刻画 羊
鉄器時代〜南北朝時代にこのあたりに住んでいた遊牧民によって描かれたものと考えれれているが、詳しいことはまだ解かっていない。道路近くの岩絵の前に少しだけ鉄条網があるが、短いので出入り自由、風化により薄くなっているものが多い。最初説明を聞き、あとは上へ上へと岩絵探しという感じで石のごろごろした坂を歩く。(写真(17))
写真(17) :岩刻画の場所、みんなの足元の岩に絵が彫られたものがある
我らの他にはだれも来ていない。12:15バス出発、12:36甘草の花の多いところで写真ストップ。12:50舗装道路にもどる、(11:15左折したところ)今度は右折しアルタイの町へもどる。この道路の並木、柳もポプラもあるが、どちらにも花の咲いている木があり、あの産毛のような白いものが飛んでいるのが走っているバスの中からでも見える。13:17〜朝と同じところで昼食、燕さんが言っておいてくれたようで今日は(WUSU)ビールが冷やしてある。夕食で昨日買った楼蘭ワイン飲む積りなのでここではビール追加しない。

 14:00ホテルにもどる。すぐ昨日の店に行って楼蘭ワイン(ピチャンの同じ会社であること確認の上)値段38元で同じだがラベルの違うもの買う。14:30〜歩いて10分ほどのバザールへ行く。(希望者は案内しますということだったがーーーみんな行ったように思う)いろいろなものがあるが、果物の干物を買う人が多い。小生は干ブドウ:765g27,5元(この店の干ブドウではもっとも高いものです)、アンズ:465g 8,9元、クルミ:325g 19、5元、ヒマワリの種:1,2元。重量、値段が半端な数字になっているが、30元分とか、20元分とか言って量りにのせてもらうと、はかりについているプリンターで小数点以下一桁まで計算したレシートが出てくるので、こんな数字になった。ホテルのすぐ近くのスーパーへ行く。ここにもワインあるが、なんとあの楼蘭が36元(小生が買った店よりさらに安い!)ワイン飲みたいと言っていた女性が1本(どこかの夕食で飲むために)買う。小生は水(1,1元)と四川省産の安い搾采を(帰国後家で食べるため)3袋買う。お茶を買う人がいて値切ってみるが、スーパーは値引きしないようで、交渉不成立。スーパーからの帰りに露店でネクタリン2コ買う(2元)。16:10部屋にもどる。110Vの電源あるところ少ないのでシェーバー充電する。19:15〜(昨日からずっと同じところで)夕食、昨日買った楼蘭ワイン持込み飲もうとするが、添乗員さんにたのんで持ってきてもらった多機能ナイフの栓抜きでは栓が抜けない。Fさんと二人がかりでひっぱっても抜けない。見かねたウエートレスがワインを持って行って抜いてきてくれる。持ち込みについてこちらはおおらかだ。希望者へ少しづつ注いで楼蘭を飲む。きれいな紅色、香りもよく、ちょっと渋みもあっておいしい。20:20夕食終わり。ホテルに帰る途中の橋の上で丘の上の展望台を見ていると、女子高校生?二人が”Japanese?”という感じで話かけてくる。”What's name that mountainl?"とか言って聞くと、中国語で何か言っているが理解できない、紙とペンを渡すときれいな字で「駱駝峰」と書いてくれる。彼女たち、外国人と話をしたかったのだろうが、こちらも言葉不自由なので会話長続きせず残念!部屋で昼間買ったネクタリン食べる。新鮮で美味しい。

 21:20〜外出、ホテルの前道路の向こうは公園、この公園の入口に何軒もの写真屋さんがいる。今時商売になるのだろうか?見ている間にはお客さんは無かった。近くのビルの前の広場では20人近くの人がラジカセの音楽に合わせエアロビをやっている。ホテルの方にもどってくるといい匂いがする。覗いてみるとホテルの建物のすぐ隣りが食べ物の屋台街、いろいろな肉を並べ、煙もうもうで焼いている、たくさんの人がビールを何本も並べてワイワイ、ガヤガヤやっている。夕食前に気がついていたら食事調節してこちらで一杯やったのにーーー。ジムサルで買った靴をいれていたフィルムの袋が破れかけていたのを思い出し強い袋を買おうとスーパーに行って探すがない。楼蘭を買った店も奥がコンビニのようになっているのでこちらでも探すがみつからない。”袋”と書いてレジに見せると薄いフィルムの袋をだす。酒のビンを持って重い物を提げるゼスチャーをするとお酒を提げる厚い紙の袋を出してくれる。お金を出そうとすると”プヨウ”と言う。楼蘭を2本買ったのを覚えてくれていたようだ。”謝謝”と言っていただいてくる。22:30部屋にもどる、この頃やっと日が暮れる。中国にきてはじめてコピー機があった(ホテル内の旅行社で借りた)とのことでもらった旅日記を読んでから眠る。本日の走行距離56km。(累計 1916km)

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