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シルクロード 草原の道 天山北路
第5日  (6月11日)

ジムサル〜オアシスの小さな町で昼食〜アルタイへ。           (アルタイ泊)
 本日はジムサルからアルタイへひたすら走る日。6:30起床、まだうす暗い。6:45には明るくなる、晴れている。朝食まで時間あるので町に出てみる。町角でパンを揚げて売っている。傍にはテーブルもあり揚げたてをそこで食べている人もいる。その隣りでは牛乳の量り売りをしている。なんと入れ物はスーパーの買い物袋のような薄いフィルムの袋。これに柄杓でいれてもらい提げて帰る。(写真(14))
写真(14) ミルクの量り売り、手前のオジサンがミルク屋さん、おばさんが提げているのが買ったミルク
ちょっとの間に4人のお客さんがある。8:00〜朝食、8:30出発、本日は走行距離長いので出発早い。8:38 給油、8:55左側 草の少ないゴビ、近くに低い岩山遠くには天山の雪山、右側は防風林のある畑という風景の中をはしる。9:15両側広い畑、大勢の人が集団で作業している。何かの植付けOR種まき作業のようだ。畑は何Kmも続く。9:22 右折し 216号線に入り北へ向かう。9:30「野生馬増殖研究中心」の標識のあるところ通過。野生の馬は全世界で1000頭ほどだが、そのうちの300頭は新疆にいるのだそうだ。このあたり時々油井も見える。9:35左遠くに石油基地?10基ほどの大きなタンクが見える。道路両側 ラクダ草のあるゴビ灘どこまでも続き山は見えない。9:43 油井たくさん見える。9:50 まわりは砂漠ーー風紋が見え、砂の飛散を防ぐ葦の埋め込みがある。10:04 砂丘が連なる、面積5万平方kmのグルバンテンギュト砂漠の東の端のようだ。10:20 砂は少なくなり土漠という感じになる。10:25右側に温泉の施設が見える、1970年代に石油掘削中に発見された塩分を含む温泉で、2003年にこの国道216号線が整備されてからウルムチからの観光客で賑わっていると説明ある。10:30 このあたりはゴビ。10:40 赤い岩の低い山がいくつもあるところーー火焼山ーーで写真ストップ。山以外の平地も赤いので目立ち方が少ない。ここから50kmほど西には五彩山というところがあって、こちらは5色の層がありもっときれいだという説明(だけ)ある。10:53 油井多く、タンクもたくさん見える。このあたり「野生動物植物保護」の標識多いが、動物は人間を含め殆ど見かけない。11:14 このあたりのゴビは色黒い。このころから曇りでよけい黒く感じる。ひろいゴビの中を走り続ける。11:48 久しぶりに家を見る、まわりには牛や馬も放牧されている。12:24 大きな鷹が舞っているのが見える、12:32 放牧の馬の大きな集団。12:50 トイレストップ、外は少し風もあり涼しい。

 13:18 ゴビの谷間に「チャクアト」というオアシスの町がありここで昼食。トラックやバスの中継基地という感じで何軒かある食堂の前の広場にバスやトラックが停まっている。例によって燕さんがレストランチェックしOKサインがでてからバスを降りる。ラグ麺、我らが入ってからバンバン!と打ってくれる。ここは大皿に盛ったものをみんなが取り分けて食べるのではなく、最初からけっこう大きなお皿に一人分を盛って出してくれる。一人前の量は多い。具は5種 美味しい。ビールはWUSUビールだが冷えていないのでここでは追加オーダーしない。食事終わって外に出るとレストランの前に人だかり、石段にいろいろな石をならべ商売している。玉(のように見える)、植物が石の中に入ったや、振ると中でゴトゴトと音のする石を売っている。あまり商売にはなっていない感じだった。14:10 出発 すぐに橋があり川には水も流れている。今まではしって来た風景を考えるとここにこんなに水があるのが不思議な感じ、川に沿ってたくさんの大きなポプラもあり、みどり豊かである。14:15坂を上ったところのガソリンスタンドでトイレを借りる。ここから見ると谷間にだけみどりのあるオアシスの町が見渡せる。(写真(15))
写真(15) チャクアトの町
すぐに草がところどころにあるゴビの世界、馬の放牧見える。管理している人はオートバイに乗っている。”時代ですなぁ〜”ついニヤニヤしてしまう。15:30 道路近くにいくつかのパオのあるところで写真ストップ。子供たちが遊んでいて親達もパオの近くにみえる。何頭かの馬はみえるが、家畜はここでは見えない、どこかに放牧中なのだろう。15:46谷 林があり、小さい集落がある。近くにはパオもある。右側遠くに山が見える。アルタイ山脈が見えてきたのだ。16:00 パオみえる、16:07 10頭以上の放牧のラクダの群れ。16:27右側 みどりの谷、木も多い、左前方には林の向こうに大集落、そのうち左右とも道路の近くは畑。16:38道路近く タマリスクがたくさん咲いているところ通過。タマリスクは木の高さは3m程度までだが、根は10m以上地下にのびるのだそうだ、それで水の少ない土地にも育つのだと説明ある。このあたり道路の分岐の標識に183団、187団とかある、遠くに見える林はこれらの開拓団の村なのだろう。17:10大きな町(北屯鎮)に入る。ここで右折してアルタイに向かうはずだが、標識が見当たらない、最初に右折した道路は工事中で行き止まり、バスを止め、道を聞き、グルグルと15分ほどはしってやっとアルタイに向かう道にでる。17:30橋を渡る、この川はエルティシ川でカザフスタンへ流れている川とのこと。17:35アルタイまで55kmの標識のところ通過。17:40周りは草の多い湿原、17:43湖も見える。17:52ゴビの世界、18:00 前方に大きなオアシス、正面にアルタイの山々見える。18:08にはオアシスの集落の中の並木道をはしる。18:13右2km アルタイエアポートの標識がある。2005年のユーラシア旅行社のパンフレットでは、このコースの旅は本日出発のジムサルからウルムチまでバスで走り、ウルムチから飛行機でアルタイに飛ぶようになっていた。恐らく2年前は216号線の整備が全線できていなくて、ジムサル〜アルタイ間バスでは1日では走れなかったのだろう。18:15オアシスの集落抜ける、道路は登りにかかる。18:20峠を越える、峠を下ると水量の多い川沿いのアルタイの町に入る。18:38大きなホテルに到着、チェックインにパスポートが必要とのことでパスポート添乗員さんに渡す。19:00部屋へ、バスタブ、110V電源ある。クーラー、冷蔵庫はない。ホテルのレストラン工事中なので、夕食は外へ、20:00〜歩いて数分のほかのホテルのレストランに行く。ビールを置いてないのか?燕さんがビールを提げて入ってくる。ビールはWUSUビール、冷えていない、長旅の上、昼追加していないこともあり(他の人がオーダーし、われわれのテーブルで)2本追加。20:50まで夕食、ホテルへ歩いてもどる。日本人が珍しいのか町の人たちに見られている感じ。ホテル近くの店で楼蘭ワインを見つけて購入。あの今まで何回も飲んだ”楼蘭ワイン”がここでは38元と安い。なんか得した感じ。ついでに水も買う、こちらも1元と安い。21:20 ホテルにもどり、バスタブを使って洗濯。22:10洗濯終了、外はまだ明るい。久しぶりにバスタブのお湯にゆっくりつかった後で気持ちよく寝る。本日の走行 607km。(累計 1860km)

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