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インド旅日記
第9日  (11月27日)
本日は午前中に昨夜暗くてよく見えなかったジャガンナート寺院へ行き、午後美術館村を訪ね、その後クンナさんの実家を訪問する。夕方からビーチフェスティバルで今日は各国の踊りを見るというスケジュール。
きれいな日の出を期待して5:45に早起きする。6:00頃、屋上へ行くと周りは霧がでていて少し寒い。明るい方向見るが、水平線にはうすい雲も出ていて日の出は見えない。すこし待つと水平線から離れたちょっと高いところに太陽がうすく真ん丸な姿を現す。何枚か写真撮影する。5分も経つと高く、より明るくなるが霧の中なので光は弱い。浜の方からは音楽も聞こえてきて今日も漁に船が出ている感じ。20分ほどで部屋へもどる。朝食に行くべく8:30ロビーに行くとれいこさんにすばらしい出会いがある。今年(2011年)2月にプーリーに来た時にジャガンナート寺院の前で一緒に写真を写した人が訪ねて来ているのだ。今度来る前に写真を送り今日サンタナにいることを書いておいたのだそうだ。英語の教師という彼は友人のオートバイに乗せてもらってここに来て、1時間も前からロビーで待っていたとのこと。れいこさん懐かしそうに
話している。ホテルの前で彼の友人を入れた3人で写真撮影。
 
訪ねてきた英語教師(中央)
8:45〜スープ、トースト、ティーorコーヒーという洋式スタイルの朝食。9:40オートリクシャーでジャガンナート寺院に出発。9:54下車して歩く、昼間見るとすごく広い道路だ。ヒンズー教4大聖地のひとつのプーリーにあるジャガンナート寺院は12世紀に建造されたもの。本殿の高い塔は(高さ65m)遠くからもよく見える。土色の塔の上の方は白色で円形になっていてその上にたまご形の白い塔があり更にその上に金属の大きな輪がありその先端の竿に旗が翻っている。広い道路の両側の家はいろいろな店で、その店から数m離れた道路に露店が2列ならんでいる。露店はビーチパラソルの下に椅子を置いて店主が座り商品は地面に敷いたシートの上並べている。普通の店で畳2〜3畳の広さ、小さい店は日傘を手で持って地面に座り商品も1,5畳ほどの所に置いているというのもある。車やリクシャーは門の近くまでは入れないで門からかなり離れた所の道路が駐車場になっている。寺院は高さ6mの塀に囲まれているので道路からは建物の上の方しか見えない。建物もよく見えるという門の近くの図書館(屋上)へ向かう途中にホテルに訪ねて来ていた英語教師が待っていてくれる。図書館に行くと本日は休みだとのこと。英語教師がほかのところを探してくれ且つ屋上へ上がること(屋上への階段のカギを開けてもらうこと&いくらかのお金を払うこと)も交渉してくれて門の正面に近いところの建物の屋上に教師も一緒に上がる。道路から見るのとは全然違う。ここからだと高い主塔の前にふたつの結構大きい白い建物(前殿というのか?)があることもわかる。高い塔のてっぺんには赤い旗が翻っているがこの旗はあそこまで人が上って毎日チェンジする、色は3色、ホワイト:peace イエロー:satisfaction レッド:love を意味する、門は4つあり今いるところが東門でこれがメインゲートだ等の説明もしてくれる
 
ジャガンナート寺院
屋上は20分間われらの貸切状態だったが10:25三人のグループが上がってくる。その頃われらのグループの一人がお腹トラブル:トイレー!という感じ。そのあたりにはトイレは無い!屋上からすぐに下りて教師が探してくれる。他の人は下りたところで待つ。近くで見つかったみたい。よかった。衣類買いたいという希望で教師が店を探してくれる。女性たちは買い物、再度トイレ行きたい人があり、教師がまた連れて行ってくれる。ひなたはすごい暑さだ手持ちの温度計をひなたに出していると37℃になる。トイレから帰って来た教師と店の屋根の下で待っていると彼は「My hobby collect japanese money」と言う、お金を集めることが趣味と言われてもどうしたものか迷ってあいまいな「ほぉ〜」という返事にもならないことをつぶやいておく。買い物が終わって出てきたれいこさんに「趣味は日本のお金を集めること」と言っているけどーーーと言うと彼女は「そう、この人は日本のコインを集めることが趣味だった」とのこと>貧しい性格のわたくしめーーーコインの収集という発想は出てこなかったのです。お恥ずかしい!小生日本のコインはスーツケースの中で持ち合わせてないが、はるちゃんやなっちゃんが手持ちの100円や50円硬貨をあげる。よかった。ホテルで会った時には一緒だったオートバイの友人が見当たらないことからこの先生はこの近くに住んでいるのだろう。だから図書館が休みの時に他の建物に行ったり、トイレに案内したり、衣類の店に連れて行ってくれたりが可能だったのだと思う。先生と別れて11:15リクシャーにもどる。

11:30サンタナロッジに帰る。ファクナさんが腹トラブルの人に下痢止めの薬1錠渡す。(次の日に聞くと「もう治った。インドの薬はよく効く!」とのことだった)氷入りのアイスティーがでる。れいこさんが「この氷大丈夫?」と聞いてくれる。ファクナさん「小さい氷は(水を選んで)家の製氷機でつくったものだから大丈夫」とのこと、安心していただく。おいしい!ロッジのロビーで談笑していると、今朝サンタナロッジに着いたという堺のわか〜い青年が来る。彼としばらく話す。彼はタイ、ラオス、ベトナム、ネパールとまわりインドに来たとのこと。タイは洪水でたいへんだったのでは?と聞くと洪水の前にタイを出国していたとのこと。相当な長旅だ。かれはこれからインドを更にまわり、エジプトに寄り、最終はオリエント急行でロンドンへ行く予定とのこと。ここに寄ったのは観光よりもネットの調査でここが一番落ち着けると思ったからとのこと。確かに日本語だけで過ごせる&雰囲気がいいと感じたという。その彼が小生に「バックパッカーだったのですか?」と聞く、この老人が、今プーリーにそしてサンタナロッジにいることからの連想だろうが悪い気はしない。バックパッカーの経験ないと答えて、「でもそう見てもらってありがとう」と付け加える。13:15〜ロッジの食堂でスパゲッティーの昼食、日本で食べるのと同じ味でグー。

13:50〜車で帰る人を残してれいこさんと二人でホテル サンタナまで歩いて帰るー徒歩4分ー車の人より早く着く。15:40の出発まで部屋で休憩。ジャガンナート寺院の前で汗を掻いたのでシャワーする。ホテルのタオルは短い(サンタナだけでなくインドのホテルのフェースタオルは短い)ので日本から持参のタオルを使い背中まで十分に洗う。お湯も出るが気温高いので水でよい。洗濯物仕舞う、よく乾いている。ロビーで待っている時、さなえさん声がかすれ、鼻もおかしい風邪をひいたとのこと。昼は30℃超す暑さだが、朝は寒いくらいの温度差と睡眠不足からなのだろう。とにかく夏風邪。それにしてもすごい声で気の毒。15:40出発、途中大混雑のバザールを通って16:30 ラグラジプール美術村到着、ファクナさん知り合いの画家の家に行く、まず絵の説明:画布は布の上に非常に細かい粒子の土を糊で固定したもの。塗料は黒:すす、青:樹液、その他の色:顔料 などの説明がある。確かに画布は重い。続いて画家が描いたいろいろな絵を見せてくれる。絵はヒンズーの神の絵が多い。
 
 美術館村で見た絵
1枚500〜2000ルピーが一般的な値段。価格はいかに手間がかかったか(細かく描いてあるか)で決まる。みんな絵を購入。小生はシバ神の子クリシュナの化身の絵を買う、この絵にはブッダも描かれている。絵具で装飾したヤシの実1個づつみんなにサービスしてくれる。17:25〜村の中散策、他の家でも絵を見ていくように誘われる。村の中に小さなお寺がある。どんな神様が祀ってあるのか見ようとして小生土足で寺の前に行こうとして村の人に注意される。言葉は解らないが足を指差して「だめ〜」というのがすぐにわかる。うす暗いところを20分ほど散策し車にもどる。

17:45出発、途中でパンクというハプニングもあり、19:05クンナさんの実家に着く。日が暮れてあたりは暗い、大きな家で住まいは2階。下の車庫には大きなスクールバスが入っている。クンナさんのお父さん、お母さん、クンナさんの弟で二男、(<ファクナさんが三男>)のトクンナさんの奥さんと子供さんが迎えてくださる。ーートクンナさんがホテル サンタナの支配人ーーお父さんが丁寧に部屋をひとつひとつ案内してくださる。。見覚えのあるクンナさんのあの大きなスーツケースのところにクンナさんに持たせるべくご両親が準備されたお土産がたくさん置いてある。(あとでクンナさんに話すと「たくさん持たされてスーツケースに入りきらないので困っている」とのこと)後のことだが、スーツケースに余裕のできたはるちゃんとなっちゃんが関空までスーツケースに入れてあげる。お孫さんのために大人も乗れるほど大きなブランコもある。クンナさんの知り合いを心からもてなそうという気持ちがひしひしと伝わる丁寧な応対で時間がかかる。ファクナさんが「時間が無い!」ということを言っている様子。最後に真珠?の大きなネックレスを全員にプレゼントしてくれる。帰る時も車まで送ろうとされるが「時間が無い!」を察したお孫さんがおじいさんの服をうしろから引っ張って止めているのがかわいい。

19:40ホテルにもどる。ホテルではマイクロバスとサンタナロッジのお客さんが待っている。(ファクナさんが時間がないと言っていたのはこのため)すぐにバスに乗りビーチフェスティバルに出発。20:10昨日来たあの高速観覧車のすこし先に停車する。22:00ここに集合ということでめいめい見物に行く。われらのグループはクンナさんが連れて行ってくれる。浜辺に下りるとすぐのところに大きな舞台があり、音楽が大ボリュームで流れている。舞台の横を通り舞台の前の方に行くとうしろの方は見えないほど大勢の人が舞台を見ている。こりゃたいへん!どこでみるのだろう?と思っているとクンナさんが一番前の”VVIP”と書かれたところの席に連れってくれる。われらのグループ6人はVVIP扱いで前から2列目に座る。あまりにも好い席で尻がこそばゆい感じ。われわれが座った時の踊りは韓国の踊り韓国からわざわざ参加したのだろう、大勢の踊り手、正式な韓国衣装、時間も長い豪華な舞台であった。
 
 ビーチフェスティバル 韓国の踊り
続いてインドの歌手による現代の歌。インドの踊り等を楽しむ。われわれの席の前には報道関係と思われるカメラマンがいるだけ。われらがいばらきさんも舞台にくっついて写真撮影、ちゃんとプロに見えるから立派!22:00まで見て、22:25サンタナロッジにもどる。お好み焼き、なすの煮つけの夕食、なすの煮つけはインド人コックの味付けとのことだが絶品!みんな美味しい!美味しい!と言って食べる。ビールに揚げたてのポテトフライがでる。ビール3本。23:30まで飲みかつしゃべる。今日も遅くなりバーに行くことはできなかった。あ〜あ残念。23:55部屋にもどり、1時間近くかけて飛行機に乗る時問題ないように荷物整理し寝る。


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