インド旅日記 | ||||||||||||||
第6日 (11月24日) |
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本日は仏教徒の聖地ブッダガヤの観光。−−釈迦が悟りを開く前に6年間修業した、前正覚山。そこから下りたときに寄ったセーナー村、そして悟りを開いた地マハーボディー寺院等ーー大雑把には釈迦が悟りを開く6年前から悟りを開いた地までの足跡を辿る日ーー |
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6:45 起床 クーラーなしで室温21℃と涼しい。8:35〜9:10 朝食、われわれの席は「割り箸」付き、従業員の挨拶も日本語で”おはようございます。”味噌汁(具はたまねぎ、じゃがいも、かぶ)つき、味はまったく日本と同じ。おかゆも、インド米とのことだがパサパサでなくやわらかくネバリもあって美味しい。ジャガイモのカレー味の煮付け、オムレツもでる。醤油がキッコウマンというのも有難い。このホテルには日本式の大浴場もある。その訳はこのホテルのオーナーはブッダガヤと京都を40年間行ったり来たりして、ブッダガヤではホテル「スジャータ」を、京都三条ではレストラン「スジャータ」を経営しているという方でれいこさんの知り合い。(れいこさんは今回、京都にいるオーナーにたのまれて味噌を何kgか運んだ。)ということでインドで日本人向けのサービスが受けられるということ。 9:50マイクロバスで前正覚山へ出発。ホテルの従業員?がガイドとして同乗してくれる。途中でクンナさんの手首の薬(=軟膏と痛み止めの飲み薬)を買う。クンナさん左手の手首がおかしいと言っていたが今日は完全に腫れている。やはりみんなの重い荷物を汽車の中で扱ったため悪化させたのだろう。申し訳ないことだ。バスはしばらく走るとナイランジャラー川を渡る、この橋は日本の援助でできた橋だそうだ。ブッダガヤは小さな町でバスでちょっと走ると農村になる。舗装道路を走っているが、時々人工の凸凹がある。これは村の人たちが道路横断する時の安全対策だそうだ。場所によっては砂?を入れたドラム缶を道路に並べて車が蛇行せざるをえないようにしているところもある。いずれも車のスピードダウンが目的。40分ほどはしると舗装道路はずれて細い赤土の道に入る。道の近くのたんぼでは稲刈りをしている所もある。夫婦二人で鎌で刈っている。脱穀しているところもあるがこちらはたたいて(=打って)脱穀している。日本の昔の姿だ。土道を10分程はしると前正覚山&お寺への登り口に着く。バスを降りると竹の担ぎ棒に座るところをぶら下げた実にシンプルなかごに乗れと何組ものかご-かきがよってくる。物乞いする人も多数。日差しが強くて暑い。みんなダイエットも兼ねて歩く。が、しかし、もっともダイエットが必要そうな(失礼!)いばらきさんはかごにのる、”余は満足じゃ!”という満面の笑みで座っている。(かご代聞くの忘れたぁ〜)登っていく道端にも物乞いたくさんいる。お参りに来る人は慈悲深い人が多いのだろうと思う。登る途中下山してくる団体にも会う。釈迦にならって、ここから歩いてセーナー村(=スジャータ村)を通り、マハーボディー寺院まで行く信者もある。との説明もある。18分かかって11:00 チベット寺院に到着。
12:25スジャータ村に到着。スジャータさんの家があったという場所に8〜9世紀に造られたという大きなストゥーパの跡を見る。このストゥーパ跡は小さい山だったところを2001〜2006年に発掘し姿を現したとのこと。ここで発掘された古い資料はブッダガヤ博物館に展示されているとのこと。ここの近くにスジャータさんがお参りに通った寺院が木の中に見える。その先遠くに険しい岩山の前正覚山も見える。ストゥーパ跡のすぐ近くに学校がある。れいこさんが以前ここに来た時に子供たちを撮影した写真を持参していてその子たちを探す、すぐに見つかる。自分の写真を見せられてちょっとはにかみながらもうれしそうにもらっている。きっと彼は日本人を大好きになったことだろう。学校の先生が領収書を準備して寄付をお願いします。というゼスチャー、100ルピーほどからでいいらしい。寄付している人もいる。 バスでちょっと走ってスジャータさんがお参りしていたという寺院に行く。スジャータさんがお釈迦さまに乳粥を差し出している(古くない)像がある。スジャータさんが男の子を授かるように祈っていた大きな樹も祀られていて樹の前に祭壇があり、樹には五光の旗が巻いてある。地元のご婦人がお参りしている。現在の樹は3代目の樹とのことだが十分に古い。 13:05寺院出発、13:22ホテルにもどりホテルのレストランで昼食。ワンタン野菜スープ、鶏の唐揚げ(タンドリーチキンではない)、ナスの天ぷら、野菜酢豚風味付け、豆カレー、チキンカレー、揚げたナン、生野菜(大根、ニンジン、キュウリ、玉ねぎ)、大根おろし、デザート:乳粥(牛乳で炊いたお粥、すこし甘みがついている)日本を意識した味付けの豪華な献立。14:10昼食終了。15:00まで部屋で休憩。このホテルではテレビでNHKの海外放送が見られる。天皇陛下が退院されたとのニュースを見る。 15:05 サイクル力車で出発、7分ほどでマハーボディー寺院到着。入口までの数十メートルの道に土産物屋売る人(菩提樹の押し葉を売っている人多数)、物乞い、日本語で話しかけてくる何も持たない人、両替屋:新札の10ルピー100枚=1000ルピーを1100ルピーと交換(10ルピー札でのお釣り不足で安いもの買うのに100ルピーが使いにくい)、とにかく多くの人に声かけられる。入口のところで靴を脱ぎみんなでまとめてボックスにいれる。入場料は無料だがカメラ持ち込み料20ルピー必要。マハーボディー寺院は釈迦が約2400年前に悟りを開いたところ。大塔は2300年前アショカ王の時に建てられ最初は30フィート、1600年前グプタ王のときにその上に建設しさらに高くしたが、1205イスラム教徒によって破壊された。その後イギリス時代に建設、現在の大塔は高さ52m。釈迦はこのあたりで少しずつ場所を変えながら瞑想し、49日目に現在の大塔のうしろの菩提樹の下で悟りを開いたとのこと。現在其の場所は囲われているが大きな菩提樹(釈迦の時から4代目の樹)があり、その下に黄金の座がある。
19:40からホテルのレストランでバイキングの夕食、団体さんと一緒で混雑。ビールはKINGFISHER よく冷えていて美味しい、盛り上がり、みなで5本飲む。20:50夕食終わり。部屋でNHK World TV見るがほとんが英語放送。久しぶりで早く就寝。 |