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インド旅日記
第5日  (11月23日)
本日はガンジスで御来光を見た後、サリー等のショッピング。マザーインディア寺院、バナーラス・ヒンズー大学観光。その後バナーラス16:15発の列車でガヤに行くという予定。
4:45起床、昨日冷たいビールをたくさん飲んだ上にデザートでアイスクリームを食べたこともあり下痢気味。友人のドクターに準備してもらった整腸剤をのんでおく。5:30車で出発、5:40下車、5:50昨日のガートのところに到着。5:55ガンジスの川面に到着しボートに乗船。長袖の上にベストを着ただけでは少し寒いくらいの気温。この時間はまだ人は少ないがボートに乗る人はいて、何槽かは出ている。まだ暗くてガートを照らす電灯が煌々としている暗い中に川面が見えその先に対岸の陸地がかすかに見える。船は上流に向かう。船に乗って15分もすると周りがはっきりと見えだす。お供えものや数珠などを積んだボートが船に近づき商売している。ガートに接して「久美子の家」という看板が見える、日本人が開いた最初の宿とのこと。6:28ここではすでに大勢の人が沐浴している。ガンガーにむかって瞑想しているも何人もいる。沐浴している人たちの少し上流では大勢の人がガンジスの水で洗濯中、岸一面には既に洗濯済んだものが広げて干してある。洗濯場の少し上流は火葬場で二つ煙が出ている。大勢が沐浴し、瞑想しているところから、洗濯や、火葬しているところまで手漕ぎのボートで2〜3分という距離、ガンガーは大きい。東の方が赤く色着いてくるが、陸地のすぐ上は雲で太陽は見えない。
 沐浴
日の出の少し後
 
 前の写真の4分後
 
ガンガーの眺め(この下にガートがある) 
 
 ご婦人たちの買い物中


6:40 陸地から少し離れた上の方、霧の中に弱々しいが真ん丸い太陽が見えた。ガンジスのご来光!みんな撮影する。

6:45頃乗船したところよりかなり離れたガートで下船する。ガートの階段を上り家に挟まれた迷路のような道を歩く、小学生が制服を着て登校している、井戸があり、そばに小さい祠がある。(クンナさんの説明だと水と寺院はセットなのだとのこと。)ファクナさんがバラーナスでゲストハウスの経営を考えているということで昨日チェックした建物も見せてくれる。安い料金で巡礼者に喜んでもらえるような宿にしたいんだ。と夢を語ってくれる。その建物のすぐ近くにガートのすぐ上でガンジスを見渡せる広い空き地があり、そこに行ってガンジスを眺める。
そこから曲がりくねった道を20分近く歩き、7:30車の走っている広い道に出る。そこのチャイを売っている店に人だかりしてチャイができるのを待っている。”チャイ!飲みたぁ〜い”という人がいて全員賛成。沸き上がるのを待ってチャイを飲む。大きなぐい飲みというサイズの素焼きの器についでくれて5ルピー=なんと8円!しかも器は使い捨て。安くてびっくり。(コップサイズは10ルピー)そこから少し歩きまた細い道を歩いてダバルさん知り合いの土産物屋さんに行く。ストールが中心の店。ここで4人の女性は友達にたのまれたとのことで、見る!比べて選ぶ!買う!。また見る!選ぶ!買う!の繰り返し。ダバルさんも完全に売り子。広い棚に積んであった商品が広げられ尽くして棚が空になっている。とにかく買い手も売り手も熱心。4人のいる売り場は熱気に満ちている。
小生は飾られていたタージ・マハルの柄の状差しをひとつ買う。後は女性たちの買い物を眺めている。みなさん10枚ずつは買った様子だ。店に入って出るまで1時間10分の買い物だった。路地を歩いた後、車に乗って10:05ホテル着。朝食のバイキングは10時までのことだが交渉してくれてすぐ食事。10:40頃終了。
部屋に戻りチェックアウトの準備。11:50荷物取りに来てくれる。11:55チェックアウト(チェックアウトリミットタイムは12時)

ファクナさんは今日中にプーリーに帰らねばならないとのことでここで別れ飛行場へ。われわれは15:00過ぎ駅への出発まで少し時間あるのでその間に観光
できるところに出かけようということでホテルの前にいた2台のオート力車で12:35に出発。最初はマザーインディア寺院、寺院とはなっているが洋風の建物、でも靴は脱いではいる。中には大理石で造られた大きなインドの地図がある。とにかく地図は熱心に見たが神様がどうだったかの記憶がない。(ごめんなさい。)売店で売っている"BANARARAS"という写真集の(日本語版あり)表紙の写真の男性は昨日のプージャーの真ん中で祈りを捧げていたイケメンだと女性(はるちゃん?)が見つける。それじゃ買わなきゃとみんな購入(500ルピー)、出ようと靴を置いたところに行くと小学生くらいの男の子が黙ってみんなの靴をそれぞれの持ち主の前に置く、賢い子だとみんなで感心する。待たしていたオート力車でバナラスヒンズー大学に行く。バナラスヒンズー大学は敷地が世界で3番目に広い大学で敷地の外周は24kmあるとのこと。門を入ってから(中央の?)教会で降りるまでオート力車で6分かかった。大理石の大きな教会を遠くから見て、この学校をつくるのに尽力した人の銅像を写真におさめる。13:55出発し、14:15ホテル着。(因みに12:35ホテルを出発し14:15ホテルに戻るまでのオート力車代400ルピーで交渉したそうだ。1台に4人乗ったので1人100ルピー(160円)と安い!今晩のガヤ着が21:00と遅いので食事をしておこうということでホテルのレストランで食事。

15:25ホテル発、3分ほどでバナーラス駅の裏口に到着。「ホテルは駅のすぐ近くなのだ」と知る。駅に着くとすぐにクンナさんがポーターと交渉し乗車ホームまで
スーツケース運んでもらうことでスーツケースを彼らに預ける。列車は時刻表では16:10発だがクンナさんがチェックに行くと30分遅れの16:40発になっている
とのこと。インドでは発車時間が変わると発車ホームも変更になることがよくあるのでホームに荷物運んでもらうのはまだ先にしてもらうとのこと。駅は表口と裏口は跨線橋で結ばれていて、改札口はないので道路と同じ感じであるが屋根がついていて広いので待合室がわりにも使われている。ポーターさんからの提案もあり荷物を跨線橋の上(通路)に上げてそちらで待つ。ポーターさん3人で7個運ぶ、3個持った人は頭上にスーツケース2個、片手で1個一人で3個運ぶ、頭上の2個は40kgを越えているはず、凄い力だ。出発時間確認のため表口の駅舎に行くクンナさんについて行く。電光板にTrain NO. Train Name. Exp Time. PF NOが表示されている。われらの乗る列車は16:40、8番フォームのまま。駅舎は混雑している。長い行列は切符を買う人の列だとのこと。列車を待っている人達は荷物にもたれて座っているというより寝ているという人が多い。クンナさん外国人の切符はあっちで売っているよ!という窓口は空いている。スーツケースのところにもどりフォームの方を見ながら待つ。列車は遅れて17:10発になるようだ。待っている間にインドならではの光景を見る。
その1:線路を物乞いが歩いている。線路近くに落ちている食物を拾う。好い食物を得た時にはご丁寧に線路に座って食べている。
その2:牛が線路を歩いている。物乞いも牛もちゃんと列車の入って来ない線路を歩いているのが不思議。なぜこの時間は列車が来ないとわかるのだろう?。 

列車はさらに遅れて17:35頃到着、フォームからの積み込みは自力、クンナさん大活躍で積み込み終わるがこれからが大変。座席は3か所に離れている。クンナさんが交渉して席を代わってもらって2ヶ所になるが問題は荷物。座席の下にも入れないと置き場ないのだがわれらの座席の下に既に荷物置かれていて「だれの?」といってもだれも知らんぷりで置き場が無い!仕方なく二人分の座席を荷物置き場に使い二人掛けのところに3人で座る。ここでの荷物整理もクンナさんが殆どひとりでやってくれる。17:50発車。ベルもなく静かにゆっくりゆっくり発車する。切符のチェックは乗車してからでクンナさんが一枚の印刷物を車掌に見せている。これに乗車駅、下車駅、乗客氏名(だと思う)が印刷されているようだ。我々が乗車した車両の座席は寝台車で座席は3段ベッドになる横座席と通路をはさんで2段の縦座席になっている。昼間は3人掛けの座席として使用しているようだ。この列車遅れなければ16:10発〜21:00ガヤ着なのでこの区間は(多分)座席使用だったのだろう。われらは3人掛けの座席三つ持っているが一か所は(席を代わってもらって)同じ場所の上下の席、もう一か所は離れたところの縦座席。上下の席の上は荷物でいっぱいなので座るのは3人掛け席に3人と4人になるが4人では窮屈。どうしてかははよく分からないが(クンナさんが話してくれた?)横座席の親子3人連れの家族(おそらく寝台3席確保)が席ゆずってくれる。
親子連れの息子さんはTVのカメラマンとのこと。いばらきさんが写真が趣味だということで二人で会話、いばらきさんが高級カメラ出すと受け取ってこんなカメラ持ちた〜いという感じで熱心に見ている。列車は広軌でスピード速くないので揺れも少なく静かだ。席ゆずってもらったのでこちらに5人が集まる。離れた方はれいこさんとなっちゃんの2人。しばらく会話、クンナさんはTVカメラマンと旧知のように親しく話している。しばらくしてれいこさんが来てあちらの席は足を伸ばしてゆっくりできますよ。かわりましょうか。とのこと。アルコールを飲みたかった(180mlの清酒パックをこの時のために準備している。)わたしが手をあげる。なっちゃんに睡眠薬のんで寝ますと言って裂きするめで清酒をストローですする。すすりながら今までの旅の話しなどする。彼女も方々旅してる感じ。空き腹なので180mlで結構気持ちよくなり眠る。かなり眠ったが列車がどこを走っていていつ頃ガヤに着くのかまったく見当たたないでいるとれいこさんがきてそろそろ着きますよとのことでみんなの方に行く。手首が痛いと言っていたクンナさんだけに負担をかけないように荷物下ろしを手伝おうと思っていたが、行った時にはすでに荷物下ろしてある。(一応男の子で役にたちたいという気持ちだけはあるがドジなのです。)0:05ガヤ駅着。デッキからホームに荷物おろすのはTVカメラマンも手伝ってくれる。好い人と一緒になってよかった。0:25ホテルからの迎えの車に荷物積み込み、0:30出発 20分ほどでHOTEL SUJATA に到着。この時間でも”食事準備しましょうか”とのことで何かかる〜いものと頼む。25分ほど待って1:30〜サンドイッチをいただく。1:50終了。部屋へ行く、部屋には液体アース置いてありスイッチいれる。バスタブのある風呂にはいる。コンセントは220Vだが日本式アダプターOK.カメラ充電する。涼しいのでクーラーは切って寝る。

列車 計画に書いてあるのはバナーラス16:15発〜ガヤ21:00着 所要 4:45。本日 17:50発〜0:05着 所要6:15 出発が1:35遅れただけでなく、走行時間も1:30多くかかっている。
 24日になって、われらが乗車する前の日に7人が死亡するという列車の火災事故があったようだ(と、なっちゃんが英字新聞で見つける。)実はわれわれが乗った列車と同じ列車(同じ時間に運行)で7人が死亡する火災事故があったこと、クンナさんは報道で知っていたが皆が心配するといけないのでだまっていたのだそうだ。

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