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インド旅日記
第3日  (11月21日)
本日はバナーラスに向かう
本日は午後の飛行機でバナーラスに行くだけの予定なので10時集合と朝はゆっくり。

それでも7時前には起きる。7:35〜食事、昨日とほぼ同じ料理がならんでいる、ゆで卵も加えて昨日より少し多めに食べる。8:05終了。機内持ち込み荷物、問題起こりそうにないものだけに整理し、残りをスーツケースに移して9時前にはパッキング完了。歳とってくると荷物整理の作業に結構時間がかかる。原因は仕舞ったものがどこにあるかわからず荷物をひっくり返して探すので、それを仕舞うのに時間をとってしまうことにある。袋に内容書いたりして工夫しているつもりだがそれでも分からなくなる。困ったものだ。

クンナさんの言っていた3種類の文字の標識を見るため9:20〜ホテルのすぐ近くの交差点に行って見る。今日もクラクションを鳴らしながらの追い抜きのバトルは続いている。ここの標識には4種の文字が書いてある。ポリスマン二人が交差点を監視している。忙しそうにはないので標識の文字について聞いて見る。なんと言って聞いたか覚えていないが、上からヒンズー。英語。パンジャブ。ウルドゥ。ということがわかった。どこの国から来た?と質問あり、Japanと答えるとJapan is big countryと言ってくれる。カメラを出してポリスマンの撮影OK?というジェスチャーすると手を横に振るので警官の撮影は止める。しばらく交差点の様子を眺め、満員バスなど撮影する。この間に力車マンが二人声を掛けてくるが手を横に振るとすぐ離れていく。

10:20 昨日のバスで空港へ向かう。相変わらずの追い抜きバトルが続く。車どうしが非常に接近することが多いのでドアミラーを倒したまま走っている車が多い、中にはドアミラー外れて無くなったまま走っている車がいくつもある。オートバイは二人乗りが殆どで一人乗りは珍しい。女性は横座りで乗っていて片側にちゃんと足置き場がついている。あの急ハンドル、急停止の運転で横座りで落ちないようにうまくバランスをとっているのには感心する。オートバイどうしの追突しそうな時の避け方は神業である。見ていると「あ!当たった」と思った時(位置的には完全に当たっているのだが)ハンドルをぐっと切って女性の足の無いサイドに10〜20センチ突っ込んでよけているのだ。もちろん避けきれないで当たることもあるがハンドルを切っているので芯がずれてこすったようになり、お互いの衝撃を少なくし、破損や怪我をふせぐことができている。そんなことを観察しているとハラハラの連続で退屈しない。

11:30 デリー空港着。インド国内航空のチェックインはクンナさんがまとめてやってくれる。チェックイン11:38〜11:53 15分かかる。ここで大切なのは機内持ち込み荷物にも小さなタグが必要なこと。タグはチェックインカウンターで必要数を自分で取り航空会社、便名、自分の氏名を書き込み機内持ち込みの自分のバッグにつけておく。気をつけなければいけなのは小さなハンドバックでも必要だということ。12:13 機内持ち込み荷物チェック、ここでチェックが終わると小さなタグにセキュリティ済みの印を押してくれる。このチェック済みのタグがないと搭乗口でまたバッグを開けて検査される。われわれのグループで機内持ち込み荷物のチェック終わった後でリュックの中の小さなバッグを出して搭乗口を通過しようとしたところ小さいバッグにタグがないので中を全部チェックされるという人もあった。荷物チェック後搭乗口までは広く多くの店がある。

集合場所と時刻(12:50)を決めた後、女性群は売店へ、いばらきさんと小生はラウンジへ。KINGFISHERのドラフトがある。小ジョッキ 200ルピー先にいばらきさんが1000ルピー出すとだめだとのこと、カードでの支払OKとのことで彼はカードで支払。次に小生カード持っていないと言って500ルピーだすとOKで500ルピーで支払い。ドラフトビールは温度管理がちゃんとしていて美味しい。うれしそうに飲んでいると近くで飲んでいるインド人のグループと目が合う、お互いグラスを上げて乾杯する。相手の大きな人はビアホールの前に立っていたお人形のような腹の立派な紳士。
インド人グループと乾杯

12:50〜搭乗口へ。飛行機はガヤ経由バナーラス行き。13:10乗機する、結構混んでいる。機内でかなり待って13:51離陸。外はうす曇りで下は見えない。14:10〜 食事、ビールはない。野菜の煮込み、チキンカレー、ライス、生野菜、パン、ヨーグルト、200mlのボトル入りの水。ライスが固く、パラパラで美味しくない。ご飯でなくお米を食べている感じ。14:35食事終了。14:55 下に青い山、赤い土、池、うっすらと見える。15:00 かなり降下、下が少しはっきり見えてくる。今は水が少なく殆ど砂という感じの川が見える。15:12高度更に下げる、先ほどの川の下流か?水は少ないが川幅の広い(=堤防の間が広い)川が見える。おそらくナイランジャラー川であろう。15:18ガヤ着陸、多くの人が降りる。バナーラスまで行く客はそのまま待つ、乗って来る人は少ない。15:57離陸、霞んでいてすぐに下は見えなくなる。ウトウトする間もなく16:25バナーラス着陸、16:55荷物受け取り、2分ほどで乗車場所に、そとは少し暑いくらい、すぐに車きて荷物積み込み、17:05車出発。バナーラスのガイドのバダルさんも一緒に乗車。飛行場出るころ楡?の木のむこうに大きな赤い夕日が見える。

少し走ったところでクンナさん「せっかバラーナスに来たので市長に会いましょう。表敬訪問です。」という話がある。<インドの役所はやさしいんど。という言葉もあり>うしろの方の席で彼の表情の見えない小生は冗談だろうくらいに聞き流す。車の走行は基本的にはデリーと同じだが車がデリーより少ないので警笛もデリーより少ない。道路がデコボコなのだろう、デリーより上下動が多い感じ。17:35頃より渋滞でノロノロ進む。そんな中大きな音の楽隊と、飾りを持った人の行列、派手な装飾の車が一体となって進んでいる。結婚式だそうだ。今日は”日がいい”とのことで渋滞中に3組もの結婚式に出会う。18:00工事している所を通過、ここからは進行よくなる。

18:15 日本の昔の学校(2階建てで細長い)のような建物のところで止る。しかも照明も少なくかなり暗くホテルではない。小生思わず「ここはどこですか?」というと「市役所です。」という返事。クンナさんの言った”市長表敬訪問”は冗談ではなかったのだ。入口には市長さんを筆頭に職員(男性ばかり)が並んでいてみんなにマリーゴールドのレイをかけて歓迎してくれる。市長とクンナさんを先頭に2階の市長室に入る。市長室は教室のような大きさで作りも教室に似たオープンな造りである。
中には市長の大きな執務机があり、机の前に我々の座る椅子が準備してあって着席する。数名の職員が市長の近くに座る。壁には歴代の市長か威厳のある人の大きな肖像写真が何枚か飾ってある。その他は市長の大きな机以外は権威を感じさせるものはない。しかも照明がうす暗いのでよけい質素に感じる。これが本当に人口121万人の都市の市長室なんだろうかという感じだ。第一建物全体が質素だ。(ーー市役所全体がどのような建物かは暗くてわからないのだがーー)クンナさんは市長と親しく話している。市長からわれわれに歓迎の言葉があり、日本はきれいで日本人はフレンドリーだという言葉もあった。クンナさんが殆どだがしばらく市長と懇談。れいこさんが「市長さんはバナーラスをどんな町にしたいですか?」と質問すると、「人を愛し、人が仲良く暮らす町にしたい」との答えであった。お腹が空いたでしょうということで大きなハンバーガーも御馳走になる。市長を中心に記念写真撮影。
バナーラス市の市長との記念写真 れいこさん提供

19:00せっかく来てくれたのだからガンジスを案内しよう!ということで市の車でガンジスに向かう。小生はクンナさんにすすめられ1台目の市長の車の後部座席に市長とクンナさんとの3人で座る。(固くなっていましたです。)道路はやはり混雑しているが時折サイレンを鳴らしながら進むので一般車よりはずっと早い。ガンジスの近くはゲートがあって一般車は通行禁止になっているが市長車は合図をしただけで警官が敬礼して通してくれて、ガンジスのすぐ近くまで行く。19:20頃階段を下りてエンジン付きの船に乗る。川面の風は涼しく長袖シャツで丁度よい気温。船に乗って上流に向かってすぐのガートは煌々と灯が点いてにぎやかだがそこから先は人は少ない。あるガートでは3〜4ヶ所火を燃やしている。火葬中とのこと。
火葬ガート
 火葬しているガート2ヶ所あった。船は最も上流のガートまで行き、今度は下って下流の方のガートも見る。かなり広い範囲を見せてもらう。20:10下船、今度は階段上りなので時間かかり、20:20車出発。行きと同じで混雑の中を時折サイレンならしながら走り
20:35 市役所に戻る。

ここで飛行場から来た車に乗り換えホテルに向かう、20:55ホテル着。チェックインして荷物を各自の部屋で受け取った後21:15〜ホテル1階のレストランで食事。ビールはROYAL CHALLENGE アルコール5%冷やしてあってまぁまぁだがクンナさんに聞かれもっと冷たい方がいいとと言うとクンナさんがウエイターに何か言うと2本目はなんとアイスペールに入れて出てくる。これは冷え過ぎるくらい冷たくて美味しい。(後でクンナさんいわく、レストランではビールは十分冷えているじゃないか。これ以上冷えたビールなんかあるか!という返事だったとのこと。)食事はバイキング、やはりタンドリーチキンがビールには1番よい。22:15 食事終わり。部屋に帰り入浴(バスタブあり)&洗濯する。このホテルにも日本型のアダプターと110V電源あり、カメラ&シェーバー充電し、0:20就寝。
次の日に聞くとホテルの前は結婚式のパーティー場でそちら側の部屋からはパーティーの様子がよく見えたので見るのを誘おうと小生の部屋に電話したが応答なかったとのこと。入浴中で聞こえなかったようだ。確かに夜中まで賑やかな音楽が聞こえていた。残念!

クンナさんが市長を表敬訪問した(orできた)訳:後で聞いたこと。
バラーナスの市長(=SING<シンク>さん)は奈良市を2010年(遷都1300年式典の時)と2011年10月訪問したが、その時にクンナさんがお世話し
旧知の間柄であった。今回バナーラスに来ること事前に連絡してあったということ。従ってクンナさんとしては予定の行動。

バナーラスの名の由来:だれか(ガイドのバダルさん?)に聞いた。
上流、下流両端のガートの名前からついたものである。地球の歩き方の地図(P196〜199)から推定すると62(BALAJI=バールジー)と1(ASSI=アッスィー)からか?
間違っていたらどなたかご指摘ください。


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