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シルクロード 天空の道
 第14日  (8月7日)

カシュガル観光後、ウルムチへ   (ウルムチ泊
 本日はカシュガルの市内観光後、17:05カシュガル発の飛行機でウルムチへ行く。6:45起床、何故か7:30ホテルからもモーニングコールがある。「半ズボンではモスクに入れません」という話があったが、小生は半ズボン持っていないので問題ない。(勘違いでツアーのタイムより30分早く)8:00 朝食へ、当然知った人はだれもいない、でも食事はできるのではじめる。昨日と同じスタイル。添乗員さんも早めの食事、挨拶し部屋へ。時間があるのでテレビみる。分かるところ殆どないが、青蔵鉄道開通でどこかの観光客が50%増えた。だけは分かる。石林の方では洪水で国道に被害がでているようだ。9:32出発、部屋のチェックに時間がかかり少し遅れる。そういえば”この部屋の絨毯は価値あるものなので汚すと何千元かの保証が必要”という意味の事書いたものがデスクの上にあった。(昨日Iさんに教えてもらった。)絨毯も念入りにチェックしたのだろうか。9:40 エイティガール寺院に、ここは三回目の訪問、寺院前の広場が大変化。2002年の時はすぐ近くまで店があり大混雑、2003年は店を取り壊して工事中で観光での寺院への入口も別のところだった。今回は工事完了していて大広場になっている。
エティガール寺院と広場

時間がはやいこともあり広場には人すくない。ここはスンニ派であるということを3回目の訪問で知る。西を向いて礼拝ということで手持ちの磁石を出して見て、磁石が狂っていないことを確認ーーというような不信心なことをする。ここでは(イスラムはどこでも)お祈りの時、女性は寺院に入れない。その理由は男性が祈りに集中できないからーーという説明はなぜか憶えていました。礼拝の場所は先着順で地位や年齢は関係ない、メッカ巡礼経験者は名前の下に「ハッジ」がつき尊敬される。(日本では○○師という感じ)等の説明がある。つづいて歩いて職人街へ。楽器、銅器、帽子、肉、などの店が目につく。家具屋を殆ど見かけないのは通りが違うためか?NHKが取材したという楽器屋による、調律している男性見たことあるような気がする。看板には”ウイグル楽器工房”の日本文字もある。骨董屋にはいかにも海から引き上げたと思われる貝殻のついた壷がある。本物なら高いだろうが、結構道路近くに無造作においてある。肉屋では羊肉、1kg:15元程度(約225円)だそうだ。あの幼児のオシッコを外に出す道具も健在で売られている。ケッサクは自転車、すべて日本文字で「ひほさきふめ」「皆様 この製品は終身修理します」と書いてある。(文字を書いたフィルムが貼ってある?)そのほかには文字はない。これは日本製ですよ!と思わせるためだろう。それにしても「ひほさきふめ」は意味不明。その後の文章がしっかりしているだけに疑問だ。ウイグル語でこれに近い発音の言葉があるのだろうか?11:10バスへ、人民広場前を通る、毛沢東の像は健在。11:20左にカシュガル博物館、11:28 香妃墓到着。一応いつものところ(記念撮影の定位置)に立って記念撮影、添乗員さんにシャッター押してもらう。五代 72人のお墓があり、この墓の下3mに遺体が埋葬されている。(つまり土葬とのこと)香妃墓は右奥の黄色いのだそうだ。今、香妃墓と謂われるが、棺のならびはやはりアバク・ホージャ中心。11:55まで。バスは老街へ、12:10 老街入口着、坂を上り老街へ歩く、そこここで子供たちが遊んでいる。無邪気でカメラ向けても緊張することもない。どの路地も同じに見えるが、通り抜けできる道と行き止まりの道は道路のレンガの”しるし”で区別されているそうだ。即ち、六角形は通り抜け可能、長方形は行き止まりとレンガで区別してあるのだそうだ。
老街 この道は行き止まりではない

 今度は民家訪問はなく散策するだけ。パリダさんによると老街の人たちは新しく建てたマンションに住むのは好きではない。とのこと。小生、前から思っているのだが、昔からの住まいは壁は厚く、夏涼しく、冬暖かいつくりになっている。イメージとしてはーー土壁の非常に厚い、昔の味噌蔵ーーという感じだ。その今の住居からコンクリートの外気温の影響を受けやすいところに移るわけだ。クーラーも必要だろう、クーラー使うと電気代もいる。現金がどんどん必要になる。どうやって稼ぐのだろうか。と考えるとやはり夏涼しく、冬暖かい今のところがいい!という気持ちはわかる。12:30バスにもどる。12:40ホテルにもどり昼食。場所は昨夜の舞台つきのレストラン。本日はビールのブランドが違う。1)青島ビール 蘭州産 4,0%、2)青カ泉ビール 山東省カコウ(?)市産 4,0%(*カは草冠に河、コウは日本にない字)。山東省といえば”青島”のあるところ、なんでそんな遠くからきたのか分からないがこちらの方が味が濃い感じ。本日もビール美味しくいただきました。ここではツアー仲間のあるお客さんがひまわりの種の食べ方を教わっていました。わたしはその方からの孫伝授ですが、”種の尖がった方から軽く(ここがポイント!)3回噛む”のだそうです。13:50出発し、旅の予定表にはないサービスのバザール観光。10分でバザール到着。入口の看板には上から順に、ウイグル文字、中国文字、英字が書いてある。英語では「CETRAL ASIA INTERNATIONAL GRAND BAZAAR AT KASHGAR」と書いてある。中央アジアなのだ。ここのバザールはテントや屋台ではなく、大きな建物の中を細かく区切って店を出している。市場の中にはモスクもあり、とっても広い。最初みんな一緒にパリダさんについてバザールの中のモスクに近いところの”休憩所”と日本語の書いてあるお土産屋まですすみここで自由行動となる。休憩所ではお茶のサービスもあり、日本語でお土産を売り込んでいる。小生ブランドの帽子を買うべく帽子店をのぞく。今日かぶっているのは一昨年 武威で買った”adidas"。重宝したが、古くなったので買い替えようと思って探す。ところがここでは野球帽タイプのツバのついた帽子は売っていない。5軒ほどのぞくが、ウイグルの人がかぶっているまるい、ツバの全然ついていないもの、それといわゆる鳥打ち帽、冬に使う毛皮の帽子という品揃えばかり。次はドライフルーツの店をのぞく、桑の実を試食すると予想より甘くて美味しいがどうも見た感じが虫の幼虫を連想するので買うのやめる。なぜか日本人を見るとどの店もアーモンド、アーモンドと言っている。ここでは干しアンズを買う。何を売る店にあったのか思い出せないが、NHKの新シルクロードのウトムレンの村の時にでてきた”蚊を追っ払う道具”も売っている。けっこう立派な道具だ。

蚊を追っ払う道具(バザールにて)
 15:15バザール出発。15:35 飛行場に到着、新しいきれいな建物。16:10チケット受け取り、16:13には機内持込み荷物の検査終了。17:05 機内へ、17:26離陸。離陸してすぐ左側岩山の向こうにみどり、大きな町も見える、アトシュの町か。17:40左遠くに天山山脈の雪の山が雲の中に少し見える。下はゴビ。17:51砂の間に緑の広い帯、左遠くには赤い岩山も見える。17:57雲が出て下は見えない、18:15雲の中、揺れる。18:30雲なくなり、揺れもおさまる。下に見える岩山ピークには少し雪が残っている。18:35 下はゴビ、そのむこうには赤い岩みえる。18:40下は緑の畑、集落もある。18:44着陸前にゴボタ峰一瞬みえる。18:49着陸、19:04、荷物受け取り場所、19:12には全員の荷物揃う。着陸してから荷物受け取りまで時間かからない。各自荷物を押し、道路を横切った所の駐車場へ、雨がポツポツおちる。19:20出迎えのバスにのる。荷物は専用のトラックで運ぶのですぐ出発。王さんウルムチなのでいろいろ説明、市内人口は現在230万にもなったそうだ。19:25カシュガル 1579km、イリ 691km の標識のところ通過。19:45雨は地面の色が変わるほど降っているが、傘をさしている人は少ない。持って出なかったのか、もともと傘なんかないのか、とにかく圧倒的に傘をつかっていない人が多い。傘が存在しないわけではない、傘をさしている人もいる。さすが大都会車は多い、日産の”TIIDA”若い女性が運転しているも見かける。20:00レストラン到着、本日の夕食は(新疆西域国際旅行社)社長のはからいで、予定を変更して”しゃぶしゃぶ”を食べさせてくれるとのこと。人気のレストランのようで大賑わい、われらは二つテーブルのある個室に案内される。肉は牛肉:2種類、羊:3種類。豆腐、きのこ、はるさめ、ジャガイモ、サツマイモ、白菜、チシャ、麺2種類と盛り沢山。
ウルムチのしゃぶしゃぶ

 ビールは天山ビール ウルムチ産、3,6%よく冷えている。その上食事中に辛社長も来場し挨拶。そして(関連会社で作っているという)ワイン、ももの中でも特に美味しい”座布団桃”の差し入れもある。社長の挨拶は、都蘭のホテルが急に変更になったお詫びと、今回のルートは去年1回だけ、今年もこれがはじめてでまだ2回しか成立していない、このルートやアルタイやカナス湖へいく、やっと行けるようになったルートの旅を開発しているでこれからもわが社の旅をぜひどうぞということだった。いつもは最終日飛行場にむかうバスの中である添乗員さんの挨拶もここである。やはりしゃぶしゃぶはおいしい、羊も臭い感じず、たくさんいただく。本日も盛り上がりみなさんもビールすすみ、 17本も空ける大宴会でした。満足!幸せ!辛社長 謝謝!21:35食事終了。22:05ホテル着、ホテルは2004年にも泊まった「環球大酒店」。チェックイン手続き中にホテル1階の喫茶で水買おうと値段聞くと15元とのこと。これはやめて売店を探しそちらで買う 5元、冷えてない。22:25部屋へ。荷作り、風呂、旅行社のアンケート記入等を済ますと午前様。0:25就寝。本日は走行チェックせず。

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