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シルクロード 天空の道
 第12日  (8月5日)

ホータン〜葉城〜ヤルカンド〜カシュガル (カシュガル泊)
 本日は500kmはしりカシュガルへ。6:30起床、クーラーつけていないと暑い。7:55より朝食、昨日とほぼ同じパターン。ちょっと下痢ぎみ、食後友人の医師が(去年)準備してくれた薬をのむ。8:30集合、(この時点では)ドライバー1人なので、トランクに荷物積むのに時間かかり、8:48出発。並木は続いているが10分ほどで家並みは途切れる。あたりはかすんでいる。9:00には並木もなくなる。9:10道端で交代ドライバーピックアップ、かれの住まいは郊外のこのあたりのようだ。すぐに墨玉川渡る。(皮山 140kmの標識)9:14墨玉右2Kmの標識あり、新315号線は墨玉の町の中ははしらない。9:22から約15分立派な並木が続く。9:40 両側ゴビ、薄暗い!と思ったら、なんと砂嵐だという。タクラマカン沙漠の砂がどんどん飛んできている。見通し悪くバスはライトをつけてはしっている。対向車もライトをつけているが近づかないと見えない。しかも対向車結構あるのでスピードおとしてはしっている。10:05こんな砂嵐の中でも道路工事の人がみえる、仕事になるのだろうか? 10:12 砂嵐すこしおさまる、道路から50mほど離れたところにある電柱がさきほどは全然みえなかったが、今はみえる。10:20またひどくなる。道路上を10cmほどの幅の砂の帯が蛇行し、重なりながら、何列も流れる。
砂嵐 道路を流れる砂


 10:32 小さい集落通過、皮山80kmの標識、9:10からの平均時速は45km程度ということになる。10:45 少しよくなる、見通しがすこしでもよくなるとスピードアップするのがわかる。10:52バス停(右2km ○○の標識)のあるところ通過。10:57オアシス(林)通過、、11:02 砂嵐ほぼおさまり、かなり遠くまでみえるようになる。トイレストップ。バスを降りると風は強い。<こういう時の青空トイレでは絶対に風に逆らってはいけません!正確に風下に向いていたしてください!とこれから体験される方に申し上げておきます。(人間の排出圧力はしれたものなのだということを経験から知っているものですから。)>11:15 ヤギ(羊?)の放牧、人もみえる。11:22また見通しすこし悪くなる。11:27 またひどい状態、10分ほど続く、ガイドの王さんもこんなに強い砂嵐には遭ったことがないという。11:37すこしよくなる。11:45林の中の村で停車、
砂嵐、並木があっても砂は舞う

ドライバー降りてトランクの閉まり具合チェック、そこへ公安が来てドライバーに何か言っている(小生は駐車違反の注意かと思った)。少しバックさせられる。ドライバーは公安の人とともに左側にある公安の建物へ何か書類を持って入る。バスが止まるとゆでトウモロコシを売る女性が来る。トウモロコシを買って食べる人もーー美味しいとのこと。ドライバーが役所からなかなか出てこないので心配、しかし、同行した(公安)人はすぐ出て来て道端のベンチに座っている。12:05までかかる。後で路政局で通行チェックの手続きをしていたということがわかる。最初の公安の人が怒鳴っているという感じだったのでみな心配しました。ここは通行チェックでとまる車があるので物売りもいるんだと納得。林がきれるとひどいものではないが、砂嵐は続いている。12:16徒歩の親子連れがいる、このあたりどこにも家は見当たらないのにこの砂嵐のなかどこまで歩いていくのだろうか。12:26砂嵐おさまってくる、道路の近くのゴビの中、蛇行しながら水が流れている。雪解け水が到達したのだろう。少しはしるとさらに見通しよくなり、左側、ゴビのさきに砂丘も見える。12:32薄日もさしてくる。バスはスピードをあげ、沙漠の中を快調にはしる。12:59公安の通行チェックのところあり、バスを止めてドライバー書類をもっていく、今度はすぐOK。13:10ラサに向かう219号線(西蔵公路ーーだったと思う)の起点のところ通過、標識あるが分岐のところバスはスピードおとすこともなく通過する。5分たらずはしり、左折し(315号線とわかれ)葉城の町へ、13:18レストラン到着。ここではみなからリクエストあったという、ラグ麺、シシカバブー、(そしてわたしのリクエストの)大盤鶏(ターバンツィー)
ターバンツィー(葉城)

等、主体の昼食。ビールは天山ビール、ウルムチ産、3,6%。「大盤鶏」は宮本 輝先生のシルクロード紀行「ひとたびはポプラに臥す」に何回も何回も登場するので一度は食べてみたいと思っていたもの。材料は鶏、ジャガイモ、たまねぎ、ピーマン。それにカレー味の赤い汁がかけてある。赤の素はトマト(とおもう)。すっぱみも少しある、辛味は少ない。(ここのがそういうことかも知れないが)ラグ麺ほどの人気はない。レストラン近くで写真撮影の後14:40出発。町の中に葉城でなく”叶城”の文字多いが王さんに聞くと同じとのこと、最近はこちらの方が多いようだ。15:00 川渡る、並木なくなるが、砂嵐は完全におさまっていて見通しはよい。15:04ろば車が止まっていて、空気を入れている。ろば車のパンク初めてみる。15:07 ロバ車多い、すぐ先右に入ったところにバザールがあるようだ。ろば車も人もそっちにむかっている。15:17 町を通過。15:23 ヤルカンド23kmの標識、このあたりりっぱな並木続く。15:26 大きな川渡る、ちょっとはしると道路両側、草原。ちょっと並木途切れるところもあるが、すぐに並木の道になり、15:43右折し、ヤルカンドの町へ向かう。すぐヤルカンドの町へ、道路も広く、建物も新しくなりこちらも大発展している。15:48バザールに着く、バザール、その横丁という感じの鍛冶屋町を散策、鍛冶屋の”ふいご”は現代ではモーターでファンをまわしてての送風。2002年に見た王宮跡は近くに見えるが今回は行かない、
ヤルカンド王宮跡

王宮の前に見えた王妃のお墓は今回は鍛冶屋町の途中で塀のむこうにみえる。16:20 出発。16:29 ヤンギザール124km カシュガル 190kmの標識あるところ通過。16:40並木きれるが周りは畑。16:46並木、町 家はバス3分はしる間続く。16:52 ゴビの世界になる。17:00青空トイレ。17:15見渡すかぎりゴビ。17:30オアシス、&村 通過、林は道路から離れてもずぅっと続いている。16:40道路の両側はゴビだが、右遠くには林が続いている。17:57オアシスの村通過。18:00草原、右に見えていた林がどんどん近づき、ついに道路と交わり、道路の左側へ移る。18:11ヤンギザールの町にはいる、町にはいったところのナイフの工場による。ナイフ工場では主にナイフの(鞘を含む)装飾をやっている感じ。王さんの説明でここで売っているナイフは基本的には刃はつけていないとのこと。切れるようにするには買ってから砥いでもらうか、自分で砥ぐ必要がある。(小生 2002年にここで買ったナイフがよく切れなかった原因理解するーー今まで知らなかたぁ〜。)ナイフ買った人いたかどうかは不明、小生は(持っているので)買わない。18:30出発、少し走ったところにナイフ売っている店の集まっているところ(2002年に寄ったところ?)があるが、なかには店閉めているところもあり、2002年よりは寂れた感じ。18:40 カシュガル 65kmの標識。19:12 タマリスクの群生、このあたりから断続的に何ヶ所かの群生地がある。乾杯仲間のKさんが道路近くのコンクリートの標識を観察していて、”そろそろ3000が近いよ”と教えてくれる。315号線の西寧からの距離だ!19:26 ついに3000kmの地点通過。19:40には片側3車線のすごい道路になる。ただし、バスはゆっくりはしる。罰金を警戒してどの車もゆっくり、車のながれがそうなので、この中で飛ばしたら目立つ!19:45カシュガル市内へはいる。

 20:00天山南道と西域南道の交わるシルクロードの十字路を通過し、20:06 ホテル(色満賓館)到着。ホテルでは民族衣装の女性が整列し拍手で歓迎してくれる。そうだ、1995年に宮本先生がここに宿泊したときにも同じように歓迎を受けたと書いてあった。もう十年以上もつづいているこのホテルのスタイルなのだ。ローカルガイドのパリダさんも迎えてくれる。彼女は眼の青い、色白で日本語の発音のきれいな若いガイドさん。ロビーの土産店の女性は日本語で客引き。廊下には画家もいて絵画や直筆のTシャツも売っている。廊下も部屋も絨毯は厚くふかふかと豪華。ホテルは4階建てだがエレベーターはない。ここにはあるだろうと期待していた110Vのコンセントはない。バスはこれからホータンまで引き返すとのこと。ホータンに着くのは午前3時頃か?ドライバー二人の意味がわかる。お気をつけて! 20:50よりホテル内の別棟で夕食、8菜のほかにシシカバブー1本つき。ビールは新疆ビール、本日も盛り上がりみんなで11本いただく。22:00終了。食事をした棟は旧ロシア領事館、一部はスイートルームとして使われている。本日はその一室(103号室)は空いていて中を見せている。天井の高い造りの応接室の広い豪華な部屋でした。リニューアルしたらしい立派なバスタブの風呂にゆっくりはいってやすむ。本日の走行480km

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