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シルクロード 天空の道
 第10日  (8月3日)

且末〜民豊(ニヤ)〜干田(ケリヤ)〜和田(ホータン) (和田泊)
  本日は途中、ニヤ、ケリヤに寄り、ホータンまで西域南道をはしる。6:30起床、外はまだ暗い、部屋はクーラーなくても涼しい。7:30外に出てみる。道路の清掃が済んだばかりという感じでゴミはなくきれいだが、ほこりがたっている。人はまだ少ない。8:00〜朝食、8:38出発、すぐに給油(軽油75リットル)。8:48 315号線にでる。8:55道路の並木無くなる。モヤか砂のためか遠くは、はっきりとは見えない。9:05〜道路の両側広い草原。9:25工事中の「新沙漠公路」(右に分岐)のところ通過。9:35 このあたり胡楊の木が多い。9:58 小さい川渡る、道路整備の人もいる、近くにはロバも数頭みえる。 10:02 家が見える、人も見える。町を出てから1時間以上、はじめて人家を見る。10:15&10:19 タマリスクの群生地通過。すぐトイレストップ。10:30 ガソリンスタンドのある集落通過。10:35〜5分間、胡楊の木多い、大きな木、枯れたのも。10:45 家が4軒あり、ロバやヤギの放牧。10:53 花のたくさん咲いたタマリスクの多いところ通過。モヤはだんだん減ってきて遠くまでよく見える。少し草のあるゴビ、と草原の繰り返しが基本で、すでに書いたように胡楊やタマリスクもある。11:10 まばらな胡楊、タマリスク、時に葦、そして草原 キリンが居そうな風景のところをはしる。11:32草少なくなる。右前方遠くにタクラマカン沙漠の砂が見える。11:36道路の両側は砂、あの葦を埋めた砂防止のところはしる。11:39 川を渡る、川のほとりには集落がある。11:49 草原にもどる、すこしはしると胡楊やタマリスクもある。12:07なつかしの沙漠公路入口が見えるところで写真&トイレストップ。(直進)民豊県 20km、(右)輪南 530km の標識がある。普通「沙漠公路」は輪台〜民豊で書いてあることが多い。(中国で買った「新疆ウイグル自治区」の地図によると 「輪台県」の近くに「輪南鎮」というところがある。おそらくこの”輪南”であろう。)ガソリンスタンドだったか?あの時(2002年)にもあった三角屋根の建物もみえる。
沙漠公路入口、写真の右の方に公路入口のゲートがあり近くに碑があるはず(2002年にはあった)

 ここを出るとすぐ湿地帯の草原、放牧の牛や羊多く、家もある。12:28 公安局検問所、バスを止めドライバーが役所の中へ、2分で出発。バスにはどんな人が乗っていて、どこからどこへ行くのかチェックするのだそうです。12:34ニヤの町に入る。それにしてもここまでの315号線の舗装はデコボコもなく立派なものでした。12:40 尼雅博物館到着。(日本人 小島 康誉氏の200万元の献金により、1995年〜ニヤ遺跡の発掘調査、1998年博物館建設、翌年オープンした。)2000年前のニヤ遺跡については「日中共同学術報告書」として1996年に第1巻、1999年に第2巻が発行されその部厚い報告書もケースの中に展示されている。ニヤ遺跡は南北25km、東西7kmにおよぶ大きなもので、1901年にはスタインも発掘調査している。出土したシルク、棉、毛織物、陶器や鉄器も展示されている。1999年に発掘された男女のミイラも展示されている。その男性のミイラはなぜか左手で男性のシンボルを握っており、その付近のヘアーもあるというリアルなものを(被うことなく)そのまま展示している。13:20まで見学、13:25〜近くのレストランでウイグル料理の昼食。ビールは 新疆ビール(カシュガル産、4,3%と中国では濃い)冷えていて美味しい。このレストランの棚にあのよく知られたラベルの”楼蘭ワイン(赤)”(なんと1999年もの)がある。値段を聞くと50元、1本買う。ガイドの王さんも安い!と言ってくれる。

 14:11出発 天気は曇り。14:25 道路両側、草の少ないゴビ。14:30 かなりの水量のニヤ川渡る。14:45 左側沙漠、風が強いのか視界よくない。14:50 両側沙漠。15:00確実に風強く、見通し悪い。曇っているように見えるのはこの風で砂が飛んでいるためであろう、上の方は青空。15:09水の無い川の橋を渡る。15:30 林、中に集落あるところ通過。15:45 湿原、葦が茂っていて、家も見える。15:50 克里雅大橋渡ると、並木があり家や畑が続くようになりケリヤの町に入る。有名なあの小さい帽子被って(正確にはつけて)いる女性みかけるがバスのスピード早く撮影できない。ロバ車がたくさん見える。15:55〜ケリヤの町に寄りトイレタイムとともにバザールを歩く。2002年にいった目が痛くなるほどの強烈な臭いのトイレではなく、有料ではあるが溝に水の流れているトイレにいく。あの時のトイレとは違うのだろうが、トイレ改善されている。それから川沿いに店のならぶバザールを歩く。琺瑯の大きな洗面器のような器に氷と白いものを混ぜたものを売っている。氷ヨーグルトだそうだ。香料を売っている店のお母さんとそのかわいい幼児そしておばあさんを写させてもらう。
ケリヤ 店番のいずれも若い祖母、母、その娘

 デジカメの画面をみせるとお母さん喜んでいる。売り物のあの小さい帽子も見せてもらう。羊の皮製で結構硬い、トップには立派な刺繍が施してある。
ケリヤの帽子、羊の皮製で結構硬い、トップは立派な刺繍
    これは売り物=商品です
 だれがどう話したのか、小生が行った時にはわれわれの仲間3〜4人が帽子を持った女性を取り囲み見せてもらっていた。バザールでキョロキョロと探したが、バザールではあの小さい帽子を被った女性には会わなかった。16:20出発、しばらくは並木の中の315号線をはしる。ひまわりやトウモロコシの畑がみえる。16:45〜10分ほど並木途切れるがまた林、林があると集落がある。17:10〜5分間家の続く、ところ通過、このあたりロバ車多い。17:30 右に策勒の町のところ通過、315号線はチェルチェンでもそうだったが、町中ははしらないで郊外を通過し、距離そして時間を短縮している。17:40 また沙漠、17:50にはゴビの中。

ホータンに着く前に見えたタクラマカン沙漠
18:03また360度地平線の世界。18:24右 洛浦県を先ほどと同じように郊外(バイパス)を通過。18:39川渡る。18:46ホウタン川(ここでは白玉河)渡る、濁った水が洪水のように流れ、まさに大河である。大橋を渡り、左折してホータン市内へむかう。メインストリートは道路広く、車も多い、2002年に来た時の面影はない。19:00 三ツ星のホテルに到着。すぐに王さんに頼み、(添乗員さんが)都蘭から運んでくれたチンコー酒、今日買った楼蘭ワイン冷やしてもらう。20:00〜ホテル2階のレストランで夕食。ビールは昼食と同じ新疆ビール、それにチンコー酒と楼蘭ワインで宴会。21:15まで 外はまだ明るい(北京から離れ随分西に来たことを実感する。)ホテルの前、道路をはさんで大きな公園、この時間子供連れで散歩している人多い。町には出かけず、洗濯、入浴(バスタブあり)、添乗員さんの旅日記を読み、23:40 就寝 本日の走行(バスのメーター)564km(ガイドさんの説明だと620km−−これは改良した315号線が途中の町の町中を通らず郊外を直進しているためと思う。)それにしても道路の整備はすごい。2002年の時にはホータンからニヤの間、道路建設中だったこともあり、この間320kmを8時間40分かかっている。今年は(逆方向にはしったのだが)距離も277kmとなり、4時間50分で走破している。

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