home

程表・ルートマップへ


前の日へ       次の日へ

シルクロード 天空の道
 第9日  (8月2日)
チャルクリクから且末(チェルチェン)へチェルチェン故城他観光 (且末泊)へ 
 本日からはバスで旦末(チェルチェン)へ。到着後チェルチェン故城他観光。6:30起床、じっとしていればクーラーなしでちょうどよい温度。スーツケースを動かしたりすると暑いのでクーラー使用する。7:40外に出てみるが人は少ない。8:00〜朝食 お粥2種 ゆで卵。バスは(ドライバーと助手席を含み)35人乗り。しかし荷物が座席下のトランクに収まらないので最後尾席は荷物席に使用。9:05:ホテル出発。本日からホウタン観光終了までの3日間のガイドはヤリクンさん。ドライバーは2人、バスはカシュガルまで。すぐに315号線にでる。ヤリクンさんさっそく新疆の説明。疆の文字の意味(弓:国境、土:土地 三本の一は上から順にアルタイ山脈、天山山脈、コンロン山脈 田:上がジュンガル盆地、下がタリム盆地 を表す。)や民族は47民族が暮らしており、内80%はウイグル族である等の説明がある。道路は立派な舗装道路、草木のないゴビの中を快調にはしる。左遠くにはアルキン山脈がみえている。
こういう風景の中をはしる
 9:35右に少し葦がみえる、5分もすると家もみえる。9:46 右草のみどりといくらかの木があり道路に沿っててんてんと家もある。9:56には大きな集落も見える。アルキン山脈は遠くうすくなる.10:09 瓦石峡多という林の中に町のあるところ通過、すぐ橋のある川を渡る。周りは畑、ナツメの木、その下には綿花が作られている、胡楊の木もポツポツ見える。10:26左の方に見えていた山脈は消え、砂丘や岩山が見える。10:32 トイレストップ。どなたかがラクダ草の花を摘んでくる、白い小さい花だが甘い香りは強い。この花から採った砂糖は授乳時に効果あり普通の砂糖よりも何倍も高い(50元/kg ウルムチで入手可能)とガイドさんの説明がある。10:55 砂丘沙漠のところで写真ストップ。道路脇にかなり広く飛砂防止のため葦を碁盤目状に埋めてある。その先は砂がきれいな曲線を描く砂漠。風は無くおだやか、この時間はまだ暑くはない。このあたりはしる車少ない、時速85kmではしっているバスが25分間対向車に会わないということもある。本日の座席は運転席のすぐうしろでスピードメーターみえるのです。11:28 右は草原だけ、左は草原の中に胡楊の林がある。家は見えない。11:37 チェルチェン 100km、ニヤ 415kmの標識のところ通過。道路もよく、クーラーも適度で快適、お休みの人も多い。11:45〜断続的に胡楊の木(時に林で、時にポツンと)がある。
胡楊の木、最初の千年を生きている

12:00ほぼ360度地平線という大平原の中をはしる。12:05頃ロバ車が見える。近くに家があるのだろうか?12:12〜5分間ほど林、家、学校、公安、川、畑には綿花、トウモロコシという町を通過。その後も断続的に家がみえる。12:32同じ形のレンガ造りの家が315号線に直角に交わる道路沿いに50戸近くも連なるところ通過。(遠くから見えた時は橋桁?と思った人も)この頃からバススピードダウン。最近死者の多い、大きな交通事故がありスピード違反の取締り厳しいのだそうだ。罰金は1000元以上で、違反金は(会社負担ではなく)ドライバー負担とのこと、1000元は大金だ。慎重にならざるをえない。12:48 315号線と分かれ、チェルチェンの町へ、2分ほどで多くの店やアパートのあるところへ、ホテルへ行く道路は工事中で3ヶ所ほど小さな迂回路を通って、12:58飛行場が近い(”地球の歩き方”によると400mで飛行場)ホテル到着。ホテルの門からは樹木でホテルの建物は殆ど見えないというアプローチが立派なムズタク賓館です。13:30〜ホテル内の別棟のレストランで昼食。ビールはUSU 4,0%のもの。冷えは不足、ここではハミ瓜がでる。やはり美味しい。14:20昼食終了、あまりに暑いので(日なたは確実に40℃オーバー)16:30までホテルで休憩となる。クーラー使用で快適。7月26日 ユーラシア旅行社よりもらった絵葉書〔エアーメイル切手つき)を書く、フロントで見せると(投函)OKたのことで頼む。あと30分ほど昼寝する。(快適!)16:30集合、集合前に日なたで温度測ると3分間で44℃まで上がる。本日は流砂でなく、熱砂の西域南道である。16:40 4WD 4台に分乗し出発、5分ほどで地主荘園(お金持ちが第三夫人のため<1911年>に建てた家)に到着。1946年地主没落で、この住まいもとられていたが、1968年に修理、文化大革命の時には学校として使われていたが、今は博物館として公開されている。綿花をほぐし糸にするまでの(昔の)器具が展示されている。その他桑の大木のお鉢、お椀、、水桶、等の生活用品。農機具、馬鞍、ノコ、等が展示されている。間取りは昔のままで、お客をもてなす部屋(この部屋の奥には倉庫、箪笥兼食物入れがある)を中心に居間、寝室、清めの間、教会等七つの部屋がある。冬は寒かったのだろう、居間や寝室には暖炉もある。その上の白い壁は砂糖とタマゴの白身と石膏でつくった壁ということで今も白く、暖かみがある。2500年前のハープ(ギネスで世界最古と認定という)貴重なものもある。17:55出発 チェルチェン故城へ。18:03故城入り口のザグンルク古墳(24号墳)到着。1996年に農民が塩を探して掘っている時に偶然発見したと言う古代のお墓。一家が何代にもわたり葬られていて5m×2,5mほどの長方形で深さ3mほどの穴(埋葬当時は材木を使った天井で覆われていた)に14体のミイラがある。布をまとった骨に近いものもある。2000年前から200年間にわたって使われたお墓とのこと。このお墓を立派な建物で被ってある。(超ミニ兵馬俑という感じ)
ザグンルク古墳。沙漠の中のこの建物の中に2000年以上前のミイラ14体がある古墳が保存されている
チェルチェン故城。ここにも陶器の破片が散らばっていて生活の跡が残っている
それにしても2000年も前の遺体が特別な保存処理もなくよくこんなに完全なカタチで残っているものだ。この周りにはお墓が多く、190ものお墓発見されているそうだ。18:20 4WD3台で(なんで3台?思い出せませんがーーガイドさんや添乗員さんウシロに詰め込んで)出発。沙漠の中を走ること6分、3000年前のもの言われる土の壁がてんてんと残るチェルチェン故城跡に到着。城址を想像させる形はないが、壁の一部と思われる土の人工物が方々にある。そして陶器の破片が多数砂になかば埋まって散乱している。18:50までめいめいに歩き回り、18:56 先ほどの古墳のところにもどる。うしろに詰め込まれていた人たち汗びっしょり。19:12ホテル到着。20:00より夕食、王さんが言ってくれてこの時のビールはよく冷えている、USUビール美味しい。茹でピーナッツが人気で追加、残ったものあすのビールのつまみにお持ち帰り。

 しかし、本日のハイライトはなんといっても旅行社サービスの”そうめん”日本の”メンツユ”で食べるそうめんは大人気!すぐ完売でした。やはり醤油味はいいなぁ!(と心の中で独り言)21:10夕食終了。王さん日射病で頭痛いと言っている。彼は帽子被っていない。それを言うと帽子を被ったほうが尚暑い、その証拠に最も暑いトルファンだって男性は帽子を被っていないと強く主張、とにかく帽子は被らないほうが暑さにはよいのだとかたくなに信じている。こちらも圧倒されて後は言わない。多くの人は夜市に出かけたようだが、小生はバスタブのある風呂にゆっくり入って寝る。本日の走行〔バス)254km+4WD(推定)約20km=274km

このページのtopへ

 前の日へ      次の日へ

 日程表・ルートマップへ

home