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シルクロード 天空の道
 第7日  (7月31日)

花土溝(青海省)から、3900mの峠を越え新疆の米蘭へ(米蘭泊) 
 本日はアルチン山脈の塔西峠(3900m)を越え、流砂の西域南道へとはしる日。6:30目覚まし時計鳴るまでぐっすり寝る。窓を開けると涼しい。小さい蝿がいる。さっそく蝿タタキつかうが逃げられる、この辺の蝿はすばしこい!いやこっちが鈍いのが正解か。7:00過ぎ日の出、7:30より町に出てみる。出勤の人か?歩いている人多い。15分ほど歩いたところに○○市場の門があるがまだ開店していない。営業している食堂は朝食の人が入って繁盛している。8:30より朝食、本日は米のお粥あるのでこれを食べる。9:15集合、5号車給油&買い物中で帰りを待つ。6号車は女性3人がかりで内外清掃中(有料で掃除依頼。)ほかの車もみごとにピカピカに磨いてある。9:45出発 小生は本日も5号車。10分もはしるとゴビの中、稼動中の油井も見える。10:06左遠く湖見える。このあたり道路はよい、そのわりにスピードでない、やはり2号車が走っていないようだ。スピード出したい?チョウさん溜め息をついている。10:21 左遠くの林の中に集落見える。10:26 大勢の人で道路整備しているところ通過、なぜか女性の方が多かった。11:28 左に石鉱区生活区入口の標識があり道は先ほど見えた集落へ向かっている。11:38 前方の土漠が途中から白くなっているところで停車。王さんの説明でこの近くに”アスベスト”工場があり、その近くで停車すると危険なのでここで写真ストップするとのこと。あの白いのは工場から飛散したアスベストだということだ。
遠くの白いものが石綿の飛散したもの(との説明)


 前方遠くに工場の高い煙突が見える、そのウシロの高い山はまっしろでそれが”アスベスト”の原料だという。小生 信じられないが「アスベスト?」「石綿?」の声に王さん「そうです」と自信を持って答える。(先ほどの「石鉱」に意味があると思うがどうもはっきりしない、 石綿は中国語では「石棉」と書く、小生は「石膏」ではないかと推測するのだが、これは中国でも「石膏」と書くようだ。−−中国語辞書のタダ読みですーーやはり中国ではまだ石綿生産中なのだろうか? どなたかにご教授いただきたい思いです。)走りはじめて4分で工場のすぐ近くをはしる。工場は道路の左側、道路の右側には民家が並ぶ、生活品を売る店、車の修理屋もみえる。何人かの子供が遊んでいるのも見える。工場も民家も周りは真っ白。これが全部石綿ならどうなることだろう。操業はじめてからそんなに経過していなく、まだ潜伏期なのだろうか?工場にはいくつもの建屋があり、原料の白い大きな山もあり(工場の奥の山が採石場になっている)広い工場通過するのに5分以上かかる。この工場のあたりが青海省と新疆の境界。工場を過ぎると舗装なくなる。小さい峠を越え10分ほど岩の谷間をはしると草原にでる。すぐに湖が見える、湖のほとりは白い、全て塩とのこと。地元の人には「鏡湖」とよばれている塩湖で中には小島もあり、湖岸には遊歩道もある。ここで(11:15〜11:35)写真ストップ。前方草原の先の山の上に雪を被った山が見える。道路はそちらの方向にむかっている。11:50頃から草まばらになり、茶色の土の部分多くなる。雪山は道路左側、どんどん近づく、近づくにつれ雪の量多く見え、白さも増す。

 12:05雪山撮影のため写真ストップ。この山はアルチン山脈の支脈で標高は4000mクラスで名前はないそうだ。雪のある峰がつらなりピークも三つある。
アルチン山脈(支脈)の雪山

 雪のないところは岩、その山の前に岩山が重なり、それからゴビそしてその中に道がある。12:34 小さい峠を越え、少し谷間をはしると広いゴビ、12:47 道路右側は湿地となり草がある。13:00 2〜3軒の家が見える。13:07 かなり水量のある川が見える、水は濁っている。流れの幅10mはある、雪解けで水量増えているのだろう。13:13 (道路工事のための?)宿舎見える。道路は川とわかれまた登りにかかる。13:23 ピーク通過(標高計を持っている人に聞くと3000m)その後はあまり急激には下がらない。3分ほどはしった通信設備の建物のある近くで停車。ここで昼食、パン、ソーセージ、きゅうり、もも、のお弁当+添乗員さんが日本から運んだおにぎり、そしてデザートはドライバーさん運搬のスイカとハミ瓜。+の方が主という感じ。久しぶりのおにぎりは美味しかったです。食事する場所、小生は進行方向右側(こちらの方が少し高い)こちらは一人だけ。しかし、なぜか皆さんは道路と同じ高さそしてその先は谷の左側。食事も終わる頃(デザートの前)やっとわかりました!さっき越えた峠の方からトラックが来たのです、すごいホコリです。そのホコリはすべて道路の右側=小生の座っている方に飛んでいるのです。(私はドジなのです!)とにかく道路に背を向けてやり過ごしました。(われらの車のドライバーの合図もあり食事中のところは徐行してくれ、ほこりも少なくて助かりました。)スイカとハミ瓜は1号車でドライバーさんが豪快に切っているのをもらいにいきます。大人気すぐに終了でした。このあたりゴビの中にポツポツと草、その先は草木1本ない岩山という風景。14:15出発、10分ほど坂道を下る。そして右に曲がり登りにかかる。いよいよこのツアー最高の塔西峠に向かう。自然のラベンダー(と思う)の紫の花が咲いている。14:30 放牧のヤギと人3人がいる。すこしするとはるか上に峠と思われる岩山の間が低くなっているところ見える。
上の方のちょっと凹んでいるところが峠。 これは峠を越してから撮影したもの
 (結果としてここが3900mの峠)何回も何回も曲がって、14:50 岩山の間をすこし削って平らにした3900mの峠に到着。なぜか峠に標識はない。峠付近の道は広く4WD6台停車しても問題ない。風は強いが晴れていて寒くはない。峠の上がって来た方、下りて行く方を何回も行ったり来たりして、何回も写真写す。










この道を上ってきた
 6人のドライバーと一緒に順番に何人も記念撮影。もちろん小生も!15:00 出発。上りと同じように何回も何回もそして何回も曲がって15:18分にはきびしい下りほぼ終了、少し平ら、カーブも少なくなる。15:33谷が広くなり川の流れた跡も広い、川原と道の中間のようなところ10分近くはしる。15:45谷狭く関門という感じのところ通過、ここは増水した時には即通行不能という感じ。水が多くなくて幸運だったと思う。16:00 河原に緑の木立があり、家もあり人もいる、トイレの標識もある。道路管理事務所のようだ。ここでトイレストップ。ここのトイレ使った人もいるが青空の方が幸せという声で小生は木陰で済ます。このあたりの標高は2200mを示しているそうだ。16:15出発 16:30谷と別れ坂道を上る。16:34前方は大平原。16:43 谷をこえるため下り、橋をわたり、そして上る。左遠く岩山、右は見渡すかぎりの大平原、草は少なくゴビ主体。いよいよ西域南道近い。牛を積んだトラックに会う。16:57坂を下り平地へ(今まで走っていたのは台地のようだ)どこまでも続くゴビ、すぐに右側へ入る並木道ある。17:00 右、米蘭37団27km(直進はコルラ490km)の標識のところ右折し米蘭へ。この道路は立派な舗装道路。少しはしると右側、先ほどの並木道の果てに村がある。そして台地からの水を利用した発電所も見える。このあたりのゴビの石は大きい。17:15兵団給油所、左 26団の集落のところ通過。(添乗員さんの記録ではこのあたりで4号車パンクしたらしい、こんないい道でなぜ?)無線連絡あったかどうか?とにかくほかの車はそのまま進む。〔4号車は最後尾)17:16 林の中、家も多い。

  17:20ホテル到着。まだ陽射しはつよい、日向で気温測ると40℃もある。ここは標高1000mだそうだ。いつもは添乗員さんからルームキー受け取るが(パンクの関係で)本日は王さんから受け取り部屋へ。クーラーがあるのですぐ使用。トイレ&シャワー室には大きな洗面器にいっぱい水がいれてある。(停電で)水がでないときにはすべてこれで処理するようにということのようだ。シャワーは電気でお湯を沸かすタンクが部屋の上についている。電線はコンセントで中継だがこのコンセントがなんとシャワーのお湯のかかる高さのところ。危険なのでごみ箱にある(フィルムの)袋でコンセント包む。トイレは水槽のフタが取って床に置いてある。「手動だな」と直感し中の鎖を引っ張るとOK.タオルも石鹸もないがこれは旅の案内に書いてあったので慌てない。そのうち添乗員さん到着部屋を回る、小生水洗トイレの手動の使い方説明する。他の部屋でも同じ問題だあるとのこと。夕食までの間に感電も無くシャワーすます。19:00よりホテル内のレストランで夕食。ウルムチに住む王さん情報の少ないところ終了したためか、表情あかるい、それに影響されてか添乗員さんの表情もあかるい。(と思った自分が一番はしゃいでいるとはこの時は気づかない)ビールはUSUビール(中国文字でも書いてあるがPCでは書けない)ウルムチ産 4,0%よく冷やしてある。「ビールは温度!」を実感。王さんちゃんと(携帯)電話してくれている。次は○(山編の中国文字)水ビール(コルラ近くの和静産)3,7%、次にはLaumeng Beer(中国文字もあるが)やはり和静産 4,0%、この3種の中では最後のビールがコクがあり一番美味しかった。宴会盛り上がり後半は好き者だけがひとつのテーブルに集まり乾杯の繰り返し。ビール1ダースを飲みました。これも旅行社負担とのこと。王さん(&会社の社長さん)謝謝!

 21:10外へ、まだすこし明るい。ホテルの前は児童公園でいくつかのトレーニングの器具があり親子で楽しんでいる。横浜の3人連れの人と会い米蘭の人と一緒に器具を使って遊ぶ。公園のとなりはシシカバブーの店、ドライバーの皆さんと王さんがシシカバブーを食べながら一杯やっている。手招きされて四人でいく。女性群はシシカバブーを小生は+ビールで宴会に参加。宴会20分ほど付き合いビールで何回か”カンペイ”やる。ビールもシシカバブーも美味しかったです。ありがとう。21:40通りの向かいの商店に水を買いに行く。冷凍庫自分で開けて中をチェックこのツアーではじめて凍った水を見つける、さっそく買う 一本2元。ホテルにもどると停電中。部屋にはいるのはポケットにいれている小型のLEDライトでOK,部屋では山行用のLEDのキャップライト使用。スーツケースの入れ替えキャップライトだと両手が使えて便利。それでも荷物の整理にいつもより時間かかる。荷物の整理中に電気つくが、何時についたか記憶もメモもない、でも23:00にはついていたはず。(クーラーきって寝るとメモにある。)本日の走行287km

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