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シルクロード、カラホトとゴビ砂漠紀行
第10日  (8月6日)

炳霊寺石窟観光後、蘭州空港より西安へ。 (西安泊)
 本日は蘭州で炳霊寺観光後、蘭州空港より西安へ。5:45起きる。(添乗員さんのモーニングノックは6:00だが、年寄りは早起き。)トイレ、洗面この時間はまだすいている。6:15 お茶ならぬ味噌汁が出る。お湯は各コンパートメントに大きなポットが置いてある。6:45から少しの間黄河に沿って走る。後で地図を見るとこの列車は何時間か前には去年バスで烏鞘嶺を越えた時に見たあの線路を走っていたのだ。7:10、時刻表より18分の遅れで蘭州到着。(添乗員さんの旅日記によると途中2時間近く遅れていたそうなので頑張って盛り返した。とか)7:15改札口出る。外は涼しい。ここは海抜1500mもあるのだ。すぐバスへ、駅前駐車場迎えのバス多い。中には”HATO BUS"と書かれたままの日本から(中古で)きたバスも見られる。われらのバスは45人乗りと今までのバスより1列多い。ガイドの張さんお出迎え。7:22バス出発。張さんの自己紹介:天水出身の22歳、蘭州の大学で2年間日本語を勉強しガイドになった。:初々しい感じの女性。
黄河第1橋 
7:30 金城賓館到着、1階のレストランで朝食。朝食はバイキング。この時間大混雑。宿泊客だけでなくわれわれのように朝食のためにきたお客さんも多いようだ。8:20劉家峡ダムへむかって出発。少し走ると黄河のほとりに出る。バスは黄河を右に見て走る。去年工事中でシートで覆われていた”黄河第一橋”も見える。塗り直されて青色が鮮やか。黄河に沿った広場では太挙拳をやっているグループが多く見られる。扇子やテープを使って舞っている感じのグループもある。大きな水車も見える、最大のものは直径24mもあるそうだ。蘭州は甘粛省(人口2500万人)の省都で人口は325万人。大学が12校もある。町は南北約6km、東西約50kmと細長く、町の中を黄河が流れている。石油、銅、アルミ、ニッケル等の工業都市でもある。これらの工場で働く人は8万人(と去年聞いた)。途中多くの村を通過、目につくのはどこまでも耕された段々畑!まさに耕して天に至るという風景。
黄土高原の段々畑(1) 黄土高原の段々畑(2)
9:40蘭州市街から75kmの劉家峡ダムに到着。今年の船乗り場は昨年と違う場所(船会社が違うのだろう。)今年の方が水位高い。9:57 運転手いれて10人乗りモーターボート2艘に分乗し、50km先の炳霊寺めざし出発。水の色は青。10:28昨年(水深浅くて)通過に苦労したところを問題なく通過。10:31水の色茶色になる。10:40右側の山の急斜面にヤギの群れ見える。すぐに右にカーブすると右側に奇岩続く、小桂林と呼ばれているそうだ。10:48船着場到着。
小桂林ー船着場付近からの奇岩の風景

このあたりから千佛洞にかけて工事中。途中これから先トイレありませんよと言っている(とガイドさん通訳)。トイレはあの上という、行くと有料(=5角)。11:00チケット売り場。今年は15人中12人の人が300元払ってあの大仏様の上の方の特別窟見学するとのこと。小生も行く行く!と手をあげる。千佛洞への道が工事中のため今年は去年とは逆に涅槃佛→大仏→千佛洞の順に、そして最後に特別有料窟(大仏の上の169窟)を見学。 最も古い題記が残っているのは169窟の”西秦建弘元年(=西暦420年)”だという。12:10〜5分かかって急な階段を手摺につかまって45m上がる。ここには専門のガイドさんがつく。なにせ300元だ! 少なくともこのあたりでは10日分の給料になるだろう金額だもん。(169窟以外は張さんが説明)大仏さまの左上に大きな洞窟があり、仏像や壁画、そして文字が残されている。仏像は古くインドの影響が残っている。また”西秦建弘元年”の文字もある。
京都から参加のOさんが盛んに法顕の書があるはずだがとおっしゃる。ガイドさん見つける。みんな”どこどこ?”と順番に見る。確かに小さいが「法顕供養」の文字がはっきりと見える。(しかもこの文字を最初に見つけたのは日本人だそうだ)200平方mもある広い窟だ。小生張さんに”この窟全部が169窟ですか?”と聞く。そうです。との答え。”全然、キュウクツじゃぁなく広いじゃぁ”というが、ガイドさんには通じない。(でもツアー仲間のHさんが”さむぅー!”と分ってくれる。)12:40 大仏の足もとの元のところに戻る。13:15ボート出発。14:00船着場に到着。船着場の上の屋根が透明で温室のような感じの造りのレストランで昼食。去年のレストランとは違うレストラン。再挑戦を考えていたあの辛いのには出会えなかった。ビールは蘭州の”黄河ビール”だがラベルが今までのと違い、アルコール%も3,6%と低い。味もウスイ。5元1本追加。15:00出発、飛行場へむかう。すぐに去年のレストランのところを通るが店は閉まっている。看板も何も無く建物全体が無人となっている。さみし〜い気持ち。15:45黄河に、ここを左折(蘭州の町へは右折のはず)、16:00黄河を渡る。いい道路だ。少し走ると赤い山、このあたりの土地、鉄分が多いのだそうだ。16:40 飛行場着。新しい飛行場できれい。ガイドの張さんとはここでお別れ。日本語に不慣れなところあったが(何せ勉強して2年だものーーそれにしては立派というべきか。)あなたの一生懸命は十分伝わりましたよ。さようなら! 時間があるので土産物店覗く。1個35元まで値切ったペンダントを2個 日本円1000円で交渉し買う。成田の15,67円/元で計算すると1100円のものを1000円で買った感じ。まぁこの程度でよろこんでいる単純なヤツなんです。17:30 搭乗口へ。こちらにも何軒もの店がある。ここで待っている間に新疆の方に旅行していたという日本の人と話す。彼は中国駐在の商社マンで中国品を日本へ輸出(買い付けというべきか)する仕事をしているが、夏休暇で中国の友人と旅行してきたとのこと。中国人と同じホテルを使い、路線バスを使って移動すれば驚くほど安いということ。まだ開発されていない観光地は多いと感じているということ。等話してくれる。そして彼はまだ50歳前だが定年になったら得意の中国語も生かして、こちらでガイドをしたいと思っているんだと夢も語ってくれた。さわやかな感じの人だった。彼の定年というとだいぶ先のことで小生が依頼することにはならないが、夢が叶うことを祈る。

  19:02 離陸。途中機内食出るが、添乗員さんから”飛行機降りたらすぐ夕食ですよ”と教えられていたので箸つけない。離陸してベルト着用サインが消えた後と着陸前にスチュワーデス全員整列しての挨拶があったのが珍しかった。19:53 西安着陸。20:05 荷物受け取り、20:11バス乗車。20:20空港前のレストランで夕食。ビールは漢の略字(サンズイに又)斯ビール、アルコール3,3% 1本10元。やはりすこしウスイ感じ。キムチがでる、これはビールのつまみによかった。また麺も美味しかった。21:20発、ホテルへの途中少し雨が降る。22:10ホテル(西安賓館)着。ここではレート14,26円/元(1万円で701元 )明日 お茶を買うつもりもあり、有利なので1万円両替しておく。

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