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インド旅日記
 旅日記のはじめに 
2002年退職し海外旅行に出始めた頃、高校の同期会に出席した時に朝日新聞に勤務し海外に度々出かけていたという人も出席していて、その人に海外旅行の行く先でお勧めは?と質問したところ人に興味があるなら”インド”。との答だった。それからの旅はシルクロードにはまってしまって気になってはいたがインドにでかけることはなかった。

2004年にはエジプトに旅をした。この時夕食で飲む時いつも一緒に乾杯したことで山口さん夫妻と知り合いになり。帰国後も小生の旅日記を送ったり、山口さんからはエジプトの旅のビデオを送ってもらったりしてその後もメールでの付き合いが続いていた。この山口さん夫妻がインド大好きで何回もインドに出かけられ旅日記をホームページに載せられていた。パックツアーではなく、個人で知り合いのインドのガイドさんと計画する旅で観光だけでなくボランティアもありというすばらしい旅の記録を拝見し、インドに行きたい気持ちがだんだん強くなってきていた。

その山口夫人 玲子さんの友人である在日21年のインド人クンナさん(大和郡山と芦屋でインド料理店経営、インド日本友の会会長として日印友好に活躍するとともに、インドの松平 健としてテレビにも度々登場という知る人ぞ知る有名人。彼の実家はインド プーリーでホテルを経営(二男が支配人)、三男はロッジの支配人であり、旅行代理店もやっているというインドの旅の相談するにはもってこいの人)が「里帰りもしたいので、インドツアー組んじゃおうか!」ということなったとのこと。
(彼のすごさはバナーラスで市長を表敬訪問することの実現ということでも思い知らされることになる。)しかも一人部屋の追加もそんなにかからなくてインドに10泊して旅費は20万台の真ん中くらいと安い。といういきさつで「大原さんもどうですか?」と誘われ、とびついたという訳です。 



第1日  (11月19日)
旅立ち
関空8:00集合。愛媛から参加の小生は南港に朝着くフェリーで行き、バスで関空に行けば間に合う便があるが、フェリーが30分遅れたら8:00の集合には間に合わないので前日泉佐野のホテルに泊まる。
南海電車で7:26関空着。宅急便で送っていたスーツケースを受け取り。荷物の一部をスーツケースに入れ直して7:40には集合場所近くに到着。今回の旅で唯一の顔見知りである山口夫人のれいこさんに携帯で連絡のところ今関空の電車のホームとのこと。とにかく携帯で話しながら歩き、手を振ってこっちよ!という感じで7:55集合完了。ここで今回の参加者紹介される。男性3名(クンナさん、いばらきさんそれと小生)女性4名(れいこさん。はるちゃん。なっちゃん。さなえさん<いばらき夫人>)アラフォーのクンナさんを除きみなさんそれなりのお年の方たちの感じ。クンナさんは早口の日本語で外国人がしゃべっている雰囲気はない。後で知ったが時にダジャレもはいる。いばらきさんはすっごい高級デジカメをお持ち。写真が趣味で全日本写真連盟の地区例会で何回かトップの賞を得ているとのこと。

さぁチェックインに行こうというところでハプニング発生!「パスポート忘れた!」という人が出る。「うっそう!」「さがして!」「ない!」「パスポートのコピー取った時コピー機に忘れた!」携帯で家に電話してコピー機を見てもらうと確かにあるということ。車で届けてもらうことになる。車だと45分もあれば関空に来れるという地の利!ひどい渋滞でもなければ十分間に合う。よかった!パスポート忘れた彼女と彼女と一緒にチェックインするために待つクンナさんを残してチェックイン。空いていて10分もかからず終了。みんなで談笑しながら待つ。9時頃パスポート到着。すぐチェックイン済み、無事全員揃って出発することになる。9:35一番端の方の39番ゲートに到着する、すでに搭乗開始していて並ぶこともなく搭乗する。機内は結構混んでいて空席は少ない。10:10離陸 天気悪くて下は見えない。10:50 飲み物 YAN JING BEER 飲む、 冷えていないので美味しくない。続いて食事:豚肉のあんかけ、ライス、野菜、日本そば、パンとシンプル。ソバつゆがいい味なので美味しい。ワインの赤と白も飲んで、11:40終了。下は雲がびっしりで陸上か海上かもわからない。12:47下を見ると雲が切れて山と村らしき集落が見える。14:00飛行機は高度下げつつある。工場や町が見える。14:05さらに高度下がり高速道が見える。14:08大きな町、高層建物群見える。14:15広州着陸。降機しバスへ、
晴れていて暑い。14:35 Transfer専用の審査口へならぶ、人数の割には結構時間がかかりここを通過したのは14:45.
続いて手荷物検査を受けて15:00国際線出発ボーディングプレイスに着く。Duty Free Shop多数ある。ここでコーヒーや軽食を召し上がる人もいる。小生ミネラルウオーターの値段を聞くが500ml 5ドルとのことで買わない。
待っている間にクンナさんと話す。クンナさんは父親が経営していたプーリーのホテル(サンタナ=現在のサンタナロッジ)に日本人客が多くそこを手伝っている間に自然に(ここが凄い!)日本語を覚え日本に行きたくなった。21年前ホテルのお客さんだった和歌山の人に世話になり来日し、最初はいろいろな仕事を手伝い生活し、インド料理の店を出すまでになった。難波や神戸にも店を持ったことがある。特に神戸では出店して9カ月後にあの大震災にあい店が被災し借金が残り苦労したとのこと。現在は大和郡山と芦屋にインド家庭料理の店「サンタナ」を出店しているとのこと。自家製のナンをスーパーに卸すというビジネスもやり、インドカレーセットの通販も始めてビジネス拡大中。店ではインド人を3食付きで住宅も安いところに住まわせ給料はそんなに高くないが手元に残る金が多くなるように配慮している。3食付きとすることで店で大量のインド料理を調理するので味もよくなり一石二鳥だとのこと。一方、故郷のプーリーでは私立の小、中学校を経営中、高校も作り日本語教育の充実を図り、ますますインドへの進出が拡大するであろう日本企業に日本語の話せる人材を供給したいと強い思いを語ってくれる。ほんとにいろいろなことに関心を持ち金儲けのためでなくみんなのためにいろいろやりたいんだ!という気持ちを強く感じ、どこまでも前向きな生き方をまぶしく感じた。彼の熱い思いを聞いていると3時間の待ち時間も長く感じることはない。

17:50(現地16:50)バスで飛行機へ、18:45 離陸。地上は暗く電気の灯だけが見える。19:20 ビール 昼と同じブランドのビール、やはり冷やしていない。食事は豆のカレー、ライスにもカレー味がついている。
広州離陸後の夕焼け
いよいよインド近しという感じがしてくる。この便食事のサービス悪くビールの次にワインをオーダーすると「フィニッシュ!」とつめたい返事。ミネラルウォーターはコップについでくれる。窓のむこうは夕焼けがきれい。写真うつしておく。下は時々町の灯がみえる以外は真っ暗。いねむり。途中カード持って回っているが受け取らない人もいるので小生も受け取らないでおく。しかし、通路側のインド人(座席は三人掛けで小生が窓側、中央がはるちゃん、通路側がインド人。グループの他の人は席が別)が記入しているのをみるとどうも地球の歩き方で見た入国カードに似ているようだ。カードを指差し、"we necessary?"と聞くと"yes"との答え。トイレに行く時にクルーにカード(はるちゃんのぶんと二人分)もらってくる。カードは入国カードと税関のカードがつながったもの、地球の歩き方の記入例も参考にしながら記入する。0:00頃から高度下げる。やがて大きな町の灯が見えてくる。時間的にもデリーに間違いないが、飛行機は高度をさげつつ町を通り過ぎ、灯が少なくなったあたりで0:30(現地時間21:00)着陸。0:53降機大きな飛行場だ。イミグレーションまで建物の中を10分以上歩く。この飛行場のトイレの「男」「女」の表示は面白いアイディアだ。
デリー飛行場のトイレ
1:09イミグレーション着、少し並んで1:17には入国。1:22荷物出てくる。ロビーでクンナさんの末弟のファクナさんの出迎えをうけて1:40空港の外へ、外は霧でかすんでいて涼しい。ここで駐車場へのシャトルバスに乗車。5分ほどで1:55バス下車し、出迎えミニバスに荷物積み替える。クンナさんが念のため、みんなの当座の水を買ってきてくれて2:05ホテルへ向け出発。現地時間では土曜日の21:35で道路は大混雑。とにかくクラクション鳴らしながらみんなが追い抜こうと蛇行しながら前へ前へと進む。バス、トラック、普通乗用車、オート三輪を改造したオート力車(これがインドのタクシー)、オートバイ、時には人力でこぐサイクル力車ももちろん歩く人も。とにかく道路はいっぱいで追い越し割り込みのバトルという感じ。当然接触事故は多発しているはず。その証拠に殆どの車やオートバイにはバトルの後の凹みや擦った跡がある。ミニバスの後ろのほうで見ていてもオートバイが車のうしろにこつんするくらいのことは起こっているが、こつんくらいではどちらも気にしていない。揺れにも上下、左右、斜め、前後といろいろあるがここでは発車と急ブレーキの前後の揺れが圧倒的に多い。日本時間では深夜2:00頃というのにインドの交通戦争で眠気も吹っ飛ぶ。渋滞でいつもより時間かかったということで3:20(現地時間23:50)ホテル到着。ホテルは非常にきれいだ(インド5回目というれいこさんがシーツやタオルが真白で部屋もこんなにきれいなホテルはインドで初めて!と(次の日)言っていた。確かにタオルやシーツの白さは小生の経験からもトップクラス。後で知ったが2011年8月10日オープンとのことなので新築ピカピカに当たったこともある。それ以外にもISO9001認定とのことで洗面所には備品にチェック漏れないか?のチェックシートも置いてありクオリティーアップに努力していることもある。電源も日本のアダプターがそのまま使えて110Vと220Vの両方がある。水は1リットルボトルが2本あり、冷蔵庫もあるので1本を冷やしておく。大きなバスタブの風呂もきれい。遅いので簡単にシャワーで済ます。それでも着替えの準備等荷物整理したりしていると時間がかかり寝たのは4:45(現地時間1:15)寝る前に時計現地時間に合わせ目覚まし時計もセットし明日朝に備える。


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