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シルクロード   の旅
第2日(7月9日)
 終日、西安観光。 華清池、秦始皇帝陵、兵馬ヨウ博物館、セン西歴史博物館    西安泊


 本日は終日西安観光。9:00ホテル発。まず華清池へ。東門出たところの歩道に多くの人達が座っている。20cm×30cmくらいの紙に何か書いてあるものを前においている人もいる。配管というような字も見える。モップを持っている人もかなりいる。ガイドさんによると求職者達とのこと。ここで今日の仕事の声がかかるのを待っているのだそうだ。かなりの人数だがなぜか殆どの人は座っており立っている人は少数だ。中国の経済成長著しいとのことだが、何せ人口多い。人手不足ということにはなっていないようだ。9:30ごろ派手な花輪の行列を見かける。葬儀の列とのこと。日本より花輪がカラフル(開店祝いの花輪に近い感じ)で、わたしには葬儀の感じ出てこない。9:45華清池着。西安北東約30kmのところにある2700年前からの温泉地で現在も温泉が湧出している。
楊貴妃が入浴したところ

  駐車場大混雑。中国の団体客が多い。1250年前の唐の時代に玄宗皇帝と楊貴妃が過ごしたことで有名。その玄宗皇帝が使った蓮華湯と楊貴妃が使ったカイシュウ湯が残っている。皇帝の使った蓮華湯は泳げるほどの広さでこれに一人で入ったとのこと。国を傾けるほどの恋愛でもこの時代には混浴ではなかったようだ。(何を考えているの?この人ーーーと自分のことを思う。)あの写真でよく見る池は”九竜湖”というそうだが、ここにお顔のふっくらした、また非常にグラマーな楊貴妃の像が建っていてみんなその前で記念撮影しており順番待ちの状態。やはり小生もいい年をして楊貴妃のとなりに立った気持ちで写真撮ってもらう。ガイドさんのお話。中国では楊貴妃は殺されたのではなく、密かに日本に逃れたという噂があり、その子孫があの”山口 百恵”さんだという話もあるとのこと。だれが考えたか日本人ツアーへのサービス?ここのトイレ、しゃがんでするほうもドアーなし。女性は使いにくいようです。
  10:30バスは大混雑の駐車場からぎりぎりのスペースを擦ることなくすり抜け、秦始皇帝陵へ。10分ちょっとで始皇帝陵到着。みんな元気に283段の階段を登り、上まで行きました。上は広場になっており見晴らしは良いのですが、あいにくの天気で霞んでおり、眺望はききませんでした。始皇帝陵はまだ内部の調査がなされていないとのこと。いつの日かすごいお宝が見つけられることが期待される。5分ほどはしり11:22兵馬ヨウの駐車場着。駐車場広くとるために博物館からかなり離れたところになっていました。博物館までは土産物店の間を通り、さらに緑地の中の通路を10分以上歩きました。お年寄りや疲れた人のため車椅子が営業していました。文物博物館〜1号坑〜3号坑と見学。2001年に訪ねた時は内部のカメラ撮影できなかったが、今回はビデオ、カメラすべてOKになっていた。
兵馬よう。1号坑(1)
  文物博物館では1/2サイズで複製された銅の馬車がすばらしい。1号坑があの多数の兵馬ヨウが発見されたところ。東西230m、南北62mの範囲に5mの深さに掘られた坑道の中に約6000体が38列に並んでいるとのこと。1974年の発見から発掘、修復を続けているがまだまだ多く残っており発掘、修復現在も続けている。が、いつ終わるか見通したっていないとのこと。中国以外の国ではおそらくこのオリジナルの兵馬ヨウ 5体も並べればりっぱに特別展ができるだろうと思う。それが目の前に数えられないほど並んでいる。しかもその表情は一体として同じものはないという。2200年以上も前にこれに近い身体で、これに近い表情で、これに近い服装で、実際に生きた人たちがいたのだ。その表情をまじかに見ていると2200年という途方も無い昔が案外近くも感じられる。
兵馬よう。1号坑(2)
兵馬よう、発見者 楊さんと
 続いてとなりの3号坑へ。ここはいわば秦軍の最高指揮部隊の場所。作戦会議の部屋といわれる所。4頭立ての戦車等がある。そのとなりはまだこれからどうつなぐのか足や胴体がばらばらの状態で置かれている。ここまでで約1時間。博物館の中のレストランで昼食。2階がレストラン1階が発見者の楊さんのいる土産店という建物。目の前で打ったウドンを茹でたてで食べさせてくれる屋台が人気。香草を除けば日本のうどんに近い味でおいしい。青島ビール会社と提携している地ビール”シのよこに又という字”と”斯”の2文字のビール。アルコール3.6% 20元と高いがよく冷えていて30度越す暑さのなか美味しい。青島ビールの小瓶もありこちら15元と割高。関西から参加のTさん、味をくらべてみて!と少しついでくれる。飲み比べれば青島の方がコクがある。ビールを追加で頼む時のためにガイドの王さんに”よく冷えたビール”を中国文字で書いてもらう。「非+常+ンのよこに水+中国語のビール」というもの。これを太字で書き直し持ち歩き必ず使用した。非常に有効であった。中国文字は漢字と違っているものが結構多い。塩もこの字だと通じないのでこれも書いてもらっておいた。トマトには普通砂糖がつくので、書いてもらった”しお”の字を見せて塩を持ってきてもらうのだ。
 13:20食事終了。お土産店に寄る。楊さんニコニコとサインしている。2001年に会った時より血色よくお元気の様子。13:35ごろ店を出る時、出口付近にいる楊さんに偶然会う。何人かの人がツーショットで写真とっている。小生もずうずうしく横に立ち写真撮ってもらう。2001年の時にはもう一度お顔を見るチャンスはないだろうと思っていたのにーーーー感激! 続いて2号坑見学。2号坑は6000uの面積で歩兵隊。戦車隊。歩兵と戦車の混成部隊。騎馬隊からなるとのことだが、多くはまだ坑道の中にあるが、完全な形で発掘された武者や馬をひく兵士等が展示されている。人だけでなく馬も生き生きとしている。ゲートを出る前にトイレ。ここのトイレは問題ない。14:20駐車場発、せん西歴史博物館へ。中国の先史時代から清の時代までの文物が床面積5万u、参観ルート1,5kmという巨大なスペースに展示されている。写真撮影は可。入口にある則天武后の母の陵墓から出土した巨大な獅子像。(展示品はレプリカだそうだが。)5000〜7000年前の壷。兵馬ヨウ 出土の四頭立ての馬車。唐三彩。とにかくいろいろ&たくさん時代順に整理して展示されている。知識のある人にはとてつもないお宝であろう展示物が延々と続く。ガイドの王さんはほぼ全時代を丁寧に説明してくれるがあまりに多すぎてへぇーとかほうぉーとかその瞬間だけは感嘆しながらついてまわる。結果としてすごいものがたくさんあったのだろう、とは思うが目も頭もパンク!それにしても1時間以上も展示物を(しかも日本語で)説明するガイドさんもすごい。17:00博物館発 市内の自由市場へ。途中学生街を通る。ここでも歩道にたくさんの若い人が座っている。家庭教師のアルバイト求職中とのこと。進学熱の高い西安では家庭教師をたのむ人も多いのだそうだ。10分ほどで野菜や果物を中心とする市場に到着。ガイドさんに値段聞いてもらう。スイカ1KGあたり約10円(6キロとかなり大きなもので約60円)ハミウリ1KG 約40円。もも1KG約14円。バナナ1KG約55円というところ。とにかく安い。因みに西安での一人の平均月収約1000元(今のレートだと13500円)といったところだそうだ。
  17:50より西安賓館のレストランで夕食。ビールは昨日と同じ宝鶏 10元。食事中試飲、試食つきのお酒やザアサイ等のお土産の販売あり、ザアサイはたくさん買うと値引きも大きいのでみんなで交渉しかなりたくさん買われました。この食事中参加者の自己紹介があったが、その後の雑談を含め今回のツアー参加のみなさんの旅の経験にはびっくり。某旅行社のツアー(国内ツアー含むが)だけで50回以上参加した人。オーロラを見た人。マチュピチュからチチカカ湖へ行った人。カプリ島の青の洞門に入った人。エアーズロックに登ることを途中で断念した人。エンゼルフォールに行った人。長江・三峡クルーズを処女航海の貴賓室で楽しん人。いやぁ圧倒されました。話に、買い物に盛り上がった夕食でした。途中車窓でライトアップされた南門を見ながらホテルへ。20:15ホテル着。
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